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更新日:2016年1月21日

京都市立嵯峨中学校「嵐山フィールドワーク」を支援

   12月17日(木曜日)、嵐山国有林において、森林環境教育の一環として、京都市立嵯峨中学校による「嵐山フィールドワーク」が、2年生214名参加のもと実施されました。

H27フィールドワーク1
       亀山公園広場にて集合

    この取組は、地元の子ども達に嵐山の自然や歴史について学んでもらおうと、嵐山保勝会及び嵐山再生研究会が中心となって毎年行われており、今年で4回目となります。当所からもサポートスタッフとして、所長始め3名が参加しました。

H27フィールドワーク2
       大堰川の歴史を説明

    生徒たちは7組に分かれて亀山公園広場→大堰川左岸→渡月橋→嵐山国有林のコースを、ガイド役の嵐山保勝会のメンバーの案内のもと、随所で専門家の説明を受けながら歩きました。

    出発前に、ガイド役から、「京都は世界的に有名な観光地ですが、なぜたくさんの観光客が嵐山を訪れると思いますか」の問いかけに、生徒から「山がきれいだから」という声が上がり、その大事な山の現状を把握すべくフィールドワークを開始しました。 

H27フィールドワーク3
   大堰川 左岸から嵐山国有林を遠望

    亀山公園内の石碑から嵐山の歴史に想いを馳せ、大堰川では川の流れと嵐山の地形・地質との関係、渡月橋では景観の変遷の歴史、嵐山国有林では森林の利用形態の変化やマツ枯れ、ナラ枯れ、獣害によって景観や植生が大きく変わってきていることや山地災害の防止の取組など、嵐山全体の現状と問題点を学びました。 

H27フィールドワーク4
       蔵王権現堂の説明

    閉会の挨拶では、嵐山再生研究会のメンバーから「大事なことは、若い人たちが嵐山のことをよく知るということです。実際に現場に足を運んで1つ1つ勉強を積み重ね、自分なりの理想の嵐山を他の人に伝えるということです。そういう点で、この取組は、専門家からみても大変良い内容です。」との話があり、それを受けて、生徒代表から「景観など自然環境を身近な問題として考えていきたい。」との決意が述べられました。

H27フィールドワーク5
    嵐山国有林の現状を説明

    「嵐山の景観の保全・再生に参加できることは、我々にとって『誇り』です。また、子ども達に伝えるために嵐山について勉強することは、我々にとっても有意義なことです。」と話される嵐山保勝会のメンバーの心意気を感じた課外授業でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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