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京都大阪森林管理事務所

更新日:2013年8月2日

衣笠山国有林で森林教室を開催(金閣小学校)

    平成25年7月3日(水曜日)、衣笠山国有林において京都市立金閣小学校の5年生(4クラス108名)の児童を対象とした「森林教室」を開催しました。当日は、協力ボランティアとして京都森林インストラクター会から5名、金閣小学校から先生4名、箕面森林ふれあい推進センターから瀧岡自然再生指導官、当所から遠藤森林整備官・大槻地域技術官がスタッフとして参加しました。

    今回は、「水、土、木材」をテーマに衣笠山の自然観察を行うことを目標として実施しました。

    開会にあたり、京都森林インストラクター会の篠部会長より、本日の目的と注意事項の説明を受け、さらに体育館にてスライド「衣笠山と人とのつながり」を使って森の役割の説明を受けて、4班に分かれて衣笠山一周を歩くコースで出発しました。

     こどもたちは、衣笠山入口付近の水路では晴れの日でも水が流れる水源涵養の話、大木の大きな根は土を抱えている話、落葉樹林と常緑樹林では林の中の明るさが違う話、森の中と尾根では土を踏んだ時の感触が違う話、リスの食痕の通称エビフライ(マツボックリ)を見つけて森の中の動物の話、萌芽更新や人工林では下草の恩恵や循環可能な森林資源についての話など、森林インストラクターの話を熱心に聞いていました。

    また、樹齢125年といわれるヒノキの人工林では、遠藤森林整備官より、「林には天然林と人工林があり、人々は用材を確保するために手間をかけて人工林を育ててきました。人工林では、家やお寺の柱等に使用するために、真っ直ぐな木や大きく太い木に育つよう針葉樹を植えています。」と、人工林についてこどもたちにわかりやすく説明しました。

    下山後、各班で振り返りを行い、こどもたちからは、「森林の機能が良くわかった。」「頂上まで行けて良かった。」「登りの道はしんどかったけど、踏んだ土がふかふかしていてとても気持ち良かった。」「下りの急坂は、ちょっと恐かったけど、それ以上に面白かった。」「狭い道では班の列が長かったので、前の方の子から後ろの方の子へ情報を伝えるのが、伝言ゲームのようで楽しかった。」などの感想がありました。この日はあいにくの曇り雨予報でしたが、元気いっぱいのこどもたちのおかげか、梅雨の季節にもかかわらず大雨になることなく森林教室を行うことが出来ました。

    最後に瀧岡自然再生指導官より「森林のおかげで、植物や昆虫、動物、鳥など多様な生物が棲んでいる衣笠山を、これからも大切にしたいですね。」との閉会の挨拶で終了しました。

 

 森の水源涵養機能について説明する様子  人工林の説明をする様子

 森林の水源涵養機能について説明する様子

 人工林について説明する様子

 

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