森林教室を開催（名田庄みどりの少年団）

    平成28年8月5日（金曜日）に福井県おおい町にある八ヶ峰家族旅行村において、もっと森林や林業に関心を持ってもらおうと、名田庄みどりの少年団（名田庄小学校6年生）16名を対象に、おおい町緑化推進委員会、れいなん森林組合と福井森林管理署が合同で森林教室を行いました。

    森林教室では、森林に関する林業クイズを通じて日本の森林の現状や、成長した木材を活用していく時代が来たこと、地球温暖化防止には林齢の若い人工林ほどCO2の吸収量が多く効果が高いことなどを学んでもらいました。またデジタル測高計を使った樹高当てクイズを実施したところ、児童たちは、測高計の操作に直ぐに慣れ、正確な樹高の計測を行うことができました。

    林業クイズに続いて、れいなん森林組合名田庄支所の職員から熊や鹿によるスギの皮剥被害の現状について説明を受け、皮剥ぎ対策のためのテープ巻のやり方を教えてもらいながら、木にテープを巻き付けました。

    森林教室を実施するに当たり楽しく理解しやすいようにクイズ形式で実施し、また専門的な林業用語はなるべく使わないように工夫を行いました。木材の耐久性を知ってもらおうと法隆寺の創建した年を問題にしたところ、児童たちは修学旅行などで古い建造物について勉強していたのか、全員正解したため大変驚きました。

    森林教室に参加した児童たちは、楽しみながら森林や林業について学んでもらえたようです。また丸太切りの体験、どんぐりや小枝を使ったクラフト作りをしながら、夏休みの一日を楽しく過ごしてくれたのではないでしょうか。