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中学生がメリケンカルカヤを駆除

    10月30日(金曜日)に、「気比の松原100年構想」に取組んでいる松原国有林において、敦賀市立松陵中学校2年生約180人と教員、協議会会員ら合わせて約190人が、外来植物メリケンカルカヤの駆除を行いました。
    北米原産のメリケンカルカヤとは環境省の生態系被害防止外来種に指定されているイネ科の植物で約高さ1mまで成長します。日当たりの良い場所をを好み、繁殖力が強くオーストラリアでも侵略的な外来種として扱われています。

    松原国有林には約10年前から確認されていましたが、今では松原国有林全体に広がっています。このままでは地表が日陰になりマツの稚樹が生育しにくくなることからメリケンカルカヤの駆除が必要になってきました。今回の活動は、協議会会員の呼びかけに松陵中学校が応える形で実現したものです。

    駆除の内容は、根株ごと引き抜き清掃センターで焼却処分するというもので、駆除により障害物が取り除かれ、地表に十分日光が届くようになればマツの天然更新を促す効果が期待できます。
    参加した生徒たちは、体育館に集合しメリケンカルカヤ駆除の必要性や、作業上の注意事項の説明を受けた後松原国有林に移動して、駆除作業を行いました。当日は雨曇りというあいにくの天気でしたが、生徒たちは根株の張ったメリケンカルカヤ駆除に取組みゴミ袋約400枚分を駆除しました。

    生徒たちからは「抜きにくかったけど楽しかった」「敦賀の名所を守っていきたい」という感想があるなど、環境教育の貴重な体験になったようです。また、このメリケンカルカヤ駆除作業を通じて、参加した生徒たちに地元の財産である「気比の松原」を守り育てる意識を高めてもらうことができました。

    松原国有林では例年春に松原小学校が松葉かきを行っています。その卒業生が松陵中学校においてもメリケンカルカヤ駆除を行ってもらえるようになれば、将来この体験を生かして松原国有林の保全活動に積極的に参加してくれる市民に育ってくれることが期待されます。

メリケンカルカヤを駆除する男子中学生 メリケンカルカヤを駆除する中学生のみなさん 駆除したメリケンカルカヤを運び出す中学生

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