北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
樹木
黒松内森林事務所 3033Fにて(2015年10月15日撮影)
伐採予定箇所の蓄積調査で85年生のトドマツ
北限地帯のブナの黄葉
(撮影者:後志森林管理署 総括事務管理官 小笠原 正樹)
これは何の実でしょうか…?(2013年11月5日撮影)
林道巡視を実施してる際、林道上でエゾリスが何か食べていたので、近場に寄って確認してみたところ、赤色の何かの実のような物を食事していたみたいです。
近場に目を向けると、同じような実が何個も転がっていました。
いったい何の木に実る物なのでしょうか…?
何の実でしょうか?
こんな感じで枝にぶら下がってるのでしょうか?
正解は…ホオノキの成熟した実でした。
ホオノキは、モクレン科(落葉高木)の植物の比較的原始的な特徴を受け継いでる木と言われており、葉は芳香があり、殺菌作用があるため食材を包んで、朴葉寿司、朴葉餅などに使われています。
6世紀の王塚古墳の発掘時には、玄室の杯にホオノキの葉が敷かれていたのが見つかっています。
材は堅いので下駄の歯(朴歯下駄)などの細工物に使われたり、水に強く殺菌効果、手触りが良いため、和包丁の柄やまな板、日本刀の鞘にも用いられているそうです。勉強になりましたか?
(撮影者:根釧西部森林管理署 阿寒湖畔森林事務所 森林官 秋元 郁弥)
支笏湖の紅葉(2013年11月1日撮影)
仕事で支笏湖方面へ行ってきました。
ナナカマドとノブドウの実。ヤマブドウと違い、ノブドウの実は食べられません。
オオウバユリは種を出し終わり、殻が残っていました。
ミズナラに絡みつくツルアジサイも紅葉(黄葉)していました。
ハウチワカエデの紅葉
こちらのハウチワカエデは黄色でした。
同じ樹種でも、温度や光の当たり具合などの環境条件の違いで、違う色に紅葉することもあるようです。
林床ではフッキソウが白い実をつけていました。
(撮影者:企画課 林政推進係 柴田 嶺)
真っ赤な木の正体は?(2013年5月02日撮影)
友人の結婚式で質問を受けました。
「ここに来る途中、(送迎)バスで円山を通るとき、真っ赤っかの木が見えたんだけど何の木だい?」
候補を絞り込むため、「枝が対になってでてましたか?」「枝ぶりは上を向いてましたか?」「木の大きさはどのくらい?」など色々とお聞きしましたが、一瞬だったこともあり、「かなり赤いこと」と「太い木だと思うこと」以外はわからないとのことでした。
「たぶん○○○だと思う(円山は有名)」とお答えし、後日確認することとしました。
当該箇所に出かけると、遠目でもわかる鮮やかな紅色で山がモザイク状に色づいていました。
近くにいくと真っ赤な木の芽のようなものが、枝に対になって付いているのがわかりました。
もっと近づいて、観察すると赤い稲の穂先のようなものが対になって下がっていました。
正体は「カツラ」の花でした。
カツラはアイヌ語名を「ランコ」と言い、高さが20~30m と比較的真っ直ぐに伸び、幹周が1~2m と太くなることから丸木舟の材料として使われるほか、臼や杵、まな板、お盆などの材料や染料、さらにこの木の灰を煮た上澄みを洗髪に利用するなど生活の中で多々使われてきたそうです。
春の開花と言えば、サクラが代表的でお花見の主役として心待ちにされますが、自然界にはサクラよりも早く咲く草花、樹木の花も多々あり、観察してみるとおもしろいです。
(撮影者:森林整備第二課 路網整備係長 高橋 秀明)
知床周辺のエゾシカ被害(2013年3月5日~6日撮影)
3月5日から6日にかけて、知床周辺でのエゾシカ被害、捕獲の現状と今後の捕獲計画のため、現地を見て参りました。
こちらは、キハダの樹皮を食べるオスのエゾシカ。
キハダは「黄肌」であり、樹皮を剥ぐと真っ黄色なので、遠目にも非常に目立ちます、
黄色い部分が漢方で胃薬にもなるものの強烈に苦く、人間にとっては薬になっても食用には厳しいのですが、腹を減らしたシカにとっては貴重な食料のようです。
しかし木にとっては深刻な事態で、樹皮剥ぎがぐるりと一周してしまうと、木は死んでしまいます。
そんな光景が至る所で見られます。 非常に深刻な状況です。
ここまでして食べている木の皮ですが、栄養価は低く、増えすぎたエゾシカが木の皮を食べるという状況は、末期的とも言えます。
冬も終盤になると、力尽きる物も出てきます。
(撮影者:保全調整課 利用調整係長 山田 晴康)
冬の野幌森林公園(2013年1月13日)
年が明けて1月13日、野幌森林公園に行ってきました。
当日は、ここ最近では珍しい、綺麗な青空でした。
現地は入林者も多く、歩道はしっかり踏み固められていたので、足下は特に心配いらない状況でした。
キタコブシの芽が膨らんでいます。
早くこの芽が綻んでくれると嬉しいものです。
冬の森林は静寂の世界で、一見生き物とは無縁にすら見えますが、注意深く見回すと、たくさんの動物たちが息づき、植物たちが春を待ちかねているのを感じ取ることができます。
野幌森林公園はアップダウンも少なく、迷う危険性も小さいお手軽で安全な森林ですので、是非訪れてみてください。
(撮影者:保全調整課 利用調整係長 山田 晴康)
秋の野幌森林公園(2012年10月21日撮影)
10月も下旬に入り、高山や峠などでの雪の便りも聞く中、10月21日に野幌森林公園へ行って参りました。
森林公園では緑色はまだまだ残っていますが、さすがに勢いは感じません。
飛び交うアキアカネやノシメトンボの数は目に見えて減り、道を多くの落ち葉が覆うようになりました。
綺麗に紅葉しているハウチワカエデ。
因みに、カエデは花の色と紅葉の色が同じになる場合が殆どです。
赤く染まるハウチワカエデは赤い花、黄色く染まるイタヤカエデは黄色い花が咲きます。
こちらはアカイタヤの落ち葉です。
アカイタヤは新芽が赤いのが名の由来で、通常黄色に黄葉するのですが、何故か赤く紅葉しているのを見かけました。
カツラも黄葉が始まりました。
芽吹きは赤く、夏に緑色になり、秋に黄色く染まります。
そして、落ち葉はみたらし団子の臭いがします。
今の時期は多くの落ち葉で、カツラの木の周囲は強くみたらし団子の臭いがします。
香出(か・いづる)が、カツラの語源と言われています。
10月の野幌では、花はすでに殆どが終わっていますが、紅(黄)葉、木の実や果実、キノコなど菌類、野鳥や哺乳類は楽しく観察できます。
(撮影者:保全調整課 利用調整係長 山田 晴康)
JICA海外研修にて(2012年10月17日~撮影)
インドネシアから国立公園の所長など3名が研修で訪日、局に表敬訪問されました。
10月18日、天気は大荒れの予報でしたが、奇跡的に雨に降られず。まず野幌森林公園で公園の概要を説明。
昼食をとるため漁川ダムによったところ紅葉していたヤマモミジ。
インドネシアでは、紅葉は見られないので大変感激してました。
(撮影者:企画課 総務企画係長 土屋 修久)
鷹泊湖の紅葉と動物たち(2012年10月5日撮影)
鷹泊湖は、深川市鷹泊にあり、昭和28年に完成した発電用や農業用の人造湖です。
全長は約5km、最深部は約33mあります(有効貯水量1,514.000m3)。
周辺部の国有林の紅葉も始ってきましたので、風景や動物たちを撮影しました。
少し紅葉してきました
(撮影者:空知森林管理署北空知支署 業務課長 根本 治、鷹泊森林事務所 森林官 佐藤 昌弘)
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総務企画部 企画課
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