北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
森林(もり)の撮っておき!(2013年1月)
地林況調査その2(2013年1月29日~31日撮影)
北空知支署管内 幌加内町国有林において、地林況調査を実施しました。
天候も良く絶好の作業日和でしたので、その様子を撮影しました。
まずは、現地まで行くため林道上を運転するスノーモービルについて、途中で動かなくなることがないよう、ブレーキや足回りなどの車両点検を行います。
車両点検の次は、新雪などにハマッてスタック(立ち往生)したりしないよう、スコップなどの緊急用具や、スキーや輪尺などの作業道具を積み込みます。
準備万端にして、いよいよ現地に向けて出発です。
少し前のスノーモービルは小型でしたが、現在のスノーモービルは非常に大型のものが主流になっています。
地林況調査は、ゾンメルという山スキーを利用して対象木まで近づき、主に木の高さや太さを測定します。
画像は、輪尺という測定器で木の太さを測定しているところです。
木の太さは、山側を背にして大凡1m30cmの高さの箇所を測定しますが、それ以上の積雪があるため、可能な限り下方向から測定することが必要になります。
(撮影者:北空知支署 幌加内森林事務所 森林官 水上 卓哉)
利根別自然休養林でのクマゲラ(2013年1月27日撮影)
先週の日曜日、岩見沢市内にある国有林の利根別自然休養林(場所はこちら)にバードウォッチングに行ってきました。
この日は晴天で、歩くスキーを楽しんでいる人も沢山いました。
しかし、私はスキーがまったくできないので、「てくてく」歩いて散策しました。
雪は固く締まっていたので、「かんじき」を履かなくてもスイスイ歩けました。
歩くスキーを楽しんでいるみなさん
ここはシジュウカラやハシブトガラ、シマエナガなどの小鳥やキツツキ類が多く見られます。
この日も歩き始めてすぐに、「クマゲラ」というキツツキの一種が目の前の木に飛んできてくれました。
大きく頭を振りかぶって
枝を掘る。
たまに「ペリッ」とむしり取る
クマゲラは木の枝をくちばしで掘って、その中にいた虫を食べていました。
約1時間も掘り続けていたことから、虫がたくさんいる枝だったのかもしれません。
利根別自然休養林は、国の天然記念物であるクマゲラが生息している、自然豊かな森です。
市街地に隣接し、アクセスしやすい場所にありますので、ぜひ一度お越し下さい。
(撮影者:空知森林管理署 幾春別森林事務所 森林官 井貝 紀幸)
知床の冬景色(2013年1月17日~18日撮影)
白銀の世界が広がる、知床ウトロの冬景色をご紹介します。
(撮影者:知床森林センター 所長 南 達彦)
スノーモービル講習(2013年1月23日撮影)
1月23日、共和森林事務所 発足採種園内において、後志森林管理署の職員でスノーモービル講習をおこないました。
主に2月、3月の固まった雪の上を走行して調査などに行きますが、その前に運転前の点検や走行中の注意事項などの講習を受けて、安全に使用できるように準備します。
今回はスノーモービルの運転練習の他に、モービルが雪にはまってしまった場合の脱出方法、トレーラーの牽引や積み込みなどの講習も受けました。
初めてスノーモービルを運転する職員や、経験年数が少ない職員はモービルの扱い方に四苦八苦していました。
この講習を活かして、事故や怪我のない安全作業ができるように心掛けたいと思います。
雪にはまったスノーモービルの脱出講習
トレーラーの牽引(バック)練習
トレーラーへのスノーモービル積み込み練習
(撮影者:後志森林管理署 業務第二課 森林育成係長 志田 有里絵)
幌加内町の樹氷(2013年1月18日撮影)
早朝に樹氷を撮影しました。
(撮影者:北空知支署 支署長 岡崎 勝)
豪雪地帯ゆえに(2013年1月18日撮影)
日本でも3本の指に入る積雪量(現在1m80cm)となっている朱鞠内森林事務所(不在事務所)の屋根の雪下ろしを実施しました。
この作業は、毎年3度行っています。下の写真は昨年12月中旬に1度、屋根の雪下ろしを行い、今回2度目となる雪下ろし直前のものです。
雪下ろし直前の様子
ハシゴをかけて作業開始
雪下ろし後の建物(今年中にもう1回この作業が…汗涙)
(撮影者:北空知支署 幌加内森林官 水上 卓哉)
地林況調査(2013年1月17日撮影)
この日は数週間ぶりの快晴の中、地林況調査を実施しました。冬場はスキーを使用して作業しています。
(撮影者:北空知支署 鷹泊森林官 佐藤 昌弘)
深川森林事務所の冬景色(2013年1月17日撮影)
この日は管轄区域内の現場巡視を行いました。
国有林内の樹木の冠雪があまりにも凄かったので撮影してみました。
(撮影者:北空知支署 深川首席森林官 菅野 聖志)
恵岱別森林事務所の冬景色(2013年1月17日撮影)
管轄区域内の現場巡視時に農地と国有林を撮影しました。一面の銀世界がとても綺麗でした。
農地で見かけた銀世界
国有林で見かけた銀世界
(撮影者:北空知支署 恵岱別森林官 若崎 民雄)
エゾシカ生体捕獲(2013年1月17日撮影)
現在、当森林事務所部内において、エゾシカを捕獲するための囲いワナの設置作業が行われています。
この日の作業は、周囲を網で囲い、暗幕みたいなシートを巻き付けていました。
囲いワナを設置している近くで、雪を掘り起こして「笹」を出しておくと、次の日にはエゾシカに笹の葉が食べられています。近辺にはエゾシカがいるようです…
(撮影者:根釧西部森林管理署 阿寒湖畔森林官 秋元 郁弥)
冬の野幌森林公園(2013年1月13日撮影)
年が明けて1月13日、野幌森林公園に行ってきました。
当日は、ここ最近では珍しい、綺麗な青空でした。
現地は入林者も多く、歩道はしっかり踏み固められていたので、足下は特に心配いらない状況でした。
キタコブシの芽が膨らんでいます。
早くこの芽が綻んでくれると嬉しいものです。
エゾユキウサギの足跡です。
ウサギは人間で言うと、跳び箱を跳ぶように前進します。
ですから着地時には前足より後ろ足が前につきますので、写真では左から右へ進んだことになります。
こちらはクモガタガガンボの一種。
胸部に白い点が見えますが、これは退化した翅のあとです。
キンキンにシバレタ様な日には、あまりみません。
0度前後の冬でも、暖かな日によく見かけます。
1センチ程度の大きさですが、白い雪原をえっちらおっちら歩いているので、比較的目にしやすいです。
シマエナガ
国内では北海道にのみ生息し、日本三大めんこい鳥の一つとよくカウントされ、本州以南の鳥好きにとってはあこがれの鳥です。
白い頭につぶらな目が印象的で、「雪だるま」の愛称もあります。
通年森林で暮らす留鳥なのですが、梢の方で生活するため、木の葉がある間はあまりお目にかかれません。
そんなわけで、冬に見やすく愛称との関係もアリ、冬の鳥のイメージが強いです。
頭上で「じゅるーんじゅるーん」と独特の鳴き声が聞かれたら、観察のチャンスです。
こちらはハシブトガラ。
こちらも国内では北海道にのみ生息しますが、見かけの区別が付きにくいコガラという鳥が本州にも居ますので、あまり有り難がれません。
こちらはコゲラ。 スズメ程度の大きさの小型のキツツキです。
保護色で、木の幹などに止まっていると目立ちません。
その保護色に自信があるのか、あまり人を警戒しないように感じます。
体が小さいながらも立派にキツツキで、コツコツと木を叩く音は良く耳にします。
地味で目立たない色合いと、「ぎー」と言う可愛げの無い鳴き声で人気はイマイチです。
こちらはネズミの足跡です。
基本的にネズミは、冬期間は雪の下にトンネルを掘って移動するのですが、何かの拍子に地表に出てくることがあり、これはその痕跡です。
ネズミもフカフカの雪の上では飛び跳ねる様に移動するため、尾が地面をこすり、その跡が残ります。
冬の森林は静寂の世界で、一見生き物とは無縁にすら見えますが、注意深く見回すと、たくさんの動物たちが息づき、植物たちが春を待ちかねているのを感じ取ることができます。
野幌森林公園はアップダウンも少なく、迷う危険性も小さいお手軽で安全な森林ですので、是非訪れてみてください。
(撮影者:保全調整課 利用調整係長 山田 晴康)
お問合せ先
総務企画部企画課
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