平成28年度 北の国・森林づくり技術交流発表会
【北海道森林管理局】
北海道森林管理局では、平成29年2月2日(木曜日)及び3日(金曜日)の両日、森林・林業に係わる技術情報等の交換を図るため、北海道庁、市町村、高校等の発表を含めた「北の国・森林づくり技術交流発表会」を北海道大学「学術交流会館」で開催しました。
2日には、「森林保全部門」、「森林技術部門」、「森林ふれあい部門」についての25課題の一般発表があり、3日には、「森林技術部門」及び「森林ふれあい部門」についての14課題の一般発表及び、森林総合研究所北海道支所・林木育種センター北海道育種場、北海道立総合研究機構林業試験場から3課題の特別発表があり、その後、一般社団法人日本CLT協会河合誠氏の特別講演が行われました。

開催にあたり挨拶する渕上北海道森林管理局長

発表の様子
2日間で延べ約570名の来場者の中、発表では各地域で積み重ねてきた成果として、「再造林の低コスト化に向けて放つ4本の矢~(1)一貫作業(2)コンテナ苗(3)低密度植栽(4)天然更新~」、「将来の森林づくりを担う人材育成への貢献~森林・林業教育支援プログラムの取組~」、「最北の海岸防災林施業モデル~造成50年を経て更なる機能発揮への取組と検証~」などの課題が発表され、会場からは各課題に対して多くの質問やアドバイスがありました。
また、北海道旭川農業高等学校、北海道帯広農業高等学校から大人顔負けの優れた発表があり、会場からは賞賛の声が聞こえていました。

「再造林の低コスト化に向けて放つ4本の矢~(1)一貫作業(2)コンテナ苗(3)低密度植栽(4)天然更新~」上川南部森林管理署

「将来の森林づくりを担う人材育成への貢献~森林・林業教育支援プログラムの取組~」十勝西部森林管理署

「最北の海岸防災林施業モデル~造成50年を経て更なる機能発揮への取組と検証~」宗谷森林管理署

「林業専攻高校生が抱く「林業・木材産業への思い」」北海道帯広農業高等学校

「木の大切さを伝えようパート6~木育でつながる森と人と人~」北海道旭川農業高等学校

熱心に発表を聞き入る会場の皆さん
2日目の午後からは、道内の試験研究機関の特別発表が行われました。

特別発表「フィンランドにおける林業および林木育種事情~北海道における現状との比較~」
森林総合研究所林木育種センター北海道育種場 矢野慶介 氏
さらに、一般社団法人日本CLT協会河合誠氏の特別講演が行われ、多くの傍聴者の質問に丁寧にお答えいただきました。
質問の挙手が続く中、ご講演は惜しくも時間切れとなりました。
まさに今年度の発表会の締めくくりにふさわしい特別講演でした。

特別講演「CLT工法について(情況と今後の展開)」
一般社団法人日本CLT協会 河合 誠氏

熱心な質問が次々と

閉会式の後、受賞者を囲んで記念撮影
お問合せ先
総務企画部企画課
ダイヤルイン:050-3160-6271
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