世界遺産とは?
世界遺産
1972年に第17回ユネスコ総会で採択された「世界遺産条約」に基づき指定された「文化遺産」、「自然遺産」及び両方の要素を兼ね備えた「複合遺産」のことを指します。
なお、条約は 1975年に発効し、我が国は1992年に締結しています。
- 条約の正式名称 : 世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約
- 目的:顕著で普遍的な価値を有する遺跡や自然地域などを人類全体のための世界の遺産として保護、保存し、国際的な協力及び援助の体制を確立する。
- 締結国数:183ヶ国(2006年10月23日現在)
- 事務局:UNESCO世界遺産センター(パリ)
*UNESCO(ユネスコ) :国際連合教育科学文化機関。国連の中で、教育と科学と文化に関することを専門に 取り扱う機関。
英語のUnited Nations Educational, Scientific and Cultural Organizationの頭文字を取って「UNESCO(ユネスコ)」と呼ばれる。
世界遺産の種類
カテゴリー
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対象
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登録件数
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文化遺産
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世界的な見地から見て歴史上、美術上、科学上顕著で普遍的価値を有する記念工作物、建造物、遺跡等を対象
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660
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自然遺産
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世界的な見地から見て観賞上、学術上又は保存上顕著な普遍的価値を有する特徴ある自然の地域、脅威にさらされている動植物種の生息地、自然の風景地等を対象
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166
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複合遺産
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文化遺産と自然遺産との両面の価値を有するものを対象
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25
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計
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2007年7月現在
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851
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日本の世界遺産
カテゴリー
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場所
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登録件数
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文化遺産
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姫路城、法隆寺地域の仏教建造物、古都京都の文化財、白川郷・五箇山の合掌造り集落、原爆ドーム、厳島神社、古都奈良の文化財、日光の社寺、琉球王国のグスク及び関連遺産群、紀伊山地の霊場と参詣道、石見銀山遺跡とその文化的景観
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11
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自然遺産
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屋久島、白神山地、知床
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3
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複合遺産
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日本にはありません
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自然遺産「屋久島」
自然遺産「屋久島」の紹介
登録年月日
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平成5年12月
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位置
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鹿児島県熊毛郡上屋久町、屋久町
宮之浦岳を中心とした島の中央山岳地帯に加え西は国割岳を経て海岸部まで連続し南はモッチョム岳、東は愛子岳へ通じる山稜部を含む区域
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面積
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107.47km2 (島の総面積の21%)
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自然の特徴
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屋久島は、世界的に特異な樹齢数千年のヤクスギをはじめ、多くの固有種や絶滅のおそれのある動植物などを含む生物相を有するとともに、海岸部から亜高山帯に及ぶ植生の典型的な垂直分布がみられるなど、特異な生態系とすぐれた自然景観を有している地域である。
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自然遺産「白神山地」
自然遺産「白神山地」の紹介
登録年月日
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平成5年12月
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位置
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青森県西津軽郡鰺ヶ沢町、深浦町、岩崎村、中津軽郡西目屋村、秋田県山本郡藤里町
標高300m~1243mの向白神岳に及ぶ山岳地帯
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面積
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169.71km2
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自然の特徴
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白神山地のブナ林は、純度の高さやすぐれた原生状態の保存、動植物相の多様性で世界的に特異な森林であり、氷河期以降の新しいブナ林の東アジアにおける代表的なものである。また、様々な群落型、更新のステージを示しつつ存在している生態学的に進行中のプロセスとして顕著な見本となっている。
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自然遺産「知床」
自然遺産「知床」の概要
登録年月日
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平成17年7月
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位置
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北海道斜里郡斜里町及び目梨郡羅臼町(知床半島の一部)
遠音別岳原生自然環境保全地域、知床国立公園、知床森林生態系保護地域等に指定されている。
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面積
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約71,000 ヘクタール
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共同推薦省庁
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環境省、林野庁及び文化庁
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知床世界自然遺産
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