ホーム > 政策情報 > 事業概要 > 森林と自然の保護 > 北海道森林管理局のエゾシカ対策 > 平成26年度に実施した林道除雪の結果
平成27年7月14日 北海道森林管理局 |
平成26年度の北海道森林管理局におけるエゾシカ捕獲支援のための林道除雪の結果などについてお知らせします。 |
平成26年12月下旬~平成27年3月下旬
(1)除雪総延長 : 約1,457km(99路線)
(2)実施森林管理署(支署) : 12森林管理署(支署)
(3)実施市町村 : 25市町村
6,180頭
(林道除雪により捕獲した有害駆除及び一般狩猟の捕獲頭数について、森林管理署(支署)から市町村や地元猟友会への聞き取り後、北海道と確認の上確定)
林道除雪によるエゾシカ捕獲頭数は過去最高であった平成24年度の6,813頭には及びませんでしたが、その約9割となる6,180頭と高い数値を上げることが出来ました。
更に、平成24年度は1kmあたりの捕獲効率は約3.0頭であったのに対して、平成26年度は1kmあたり約4.2頭と向上しており、高い捕獲効率と捕獲頭数を両立できたことは大きな成果です。
これらは、国有林職員などによるエゾシカの森林に与える影響調査のデータを活用した越冬地の把握や、地元市町村や猟友会との連携による情報収集や捕獲体制の確立などを踏まえ、適切な除雪路線の選定や効率的な捕獲が行われた結果であると考えられます。
エゾシカ捕獲のための林道除雪は有効であると、市町村からの評価は高く、狩猟者からも捕獲個体の搬出が効率よく行えるようになったとの声が寄せられています。
今後も、調査技術の向上による適切なエゾシカ動向や越冬地の把握、地域との連携を強化した更なる捕獲効率の向上に向けて、エゾシカ捕獲のための林道除雪を継続して実施していくこととしています。