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金山森林事務所

2007年6月掲載 山の自然と向き合いながら 金山森林事務所 森林官 村瀬 啓子

金山のあったまち

金山森林事務所は、遠軽町丸瀬布にあり、4,489ヘクタールの国有林を管理しています。
「金山」という名の通り、ここは昭和38年までの30年間、鉱山として利用されていたところで、最盛期には鉱山地区人口が1,773名を数えて活気を呈していたそうです。
現在でも、林道脇等随所に坑口等の鉱業が営まれていた跡がみられます。

台風被害の復旧にむけて

また当事務所管内には、平成16年9月の台風18号により風倒木被害を受けた個所が点在しています。
国道等からも見える皆伐地のようなところは、被害木の伐採・搬出を済ませ、その後地拵え・植付を行って新たな造林地として回復を始めているところです。
苗木の活着を心配し、成林するまでの長い年月を思いながらも、その成長を楽しみに眺めています。
しかし自然災害に見舞われることの多い近年、自然を相手に適切に施業等を行うことの難しさと職責の重さを改めて感じています。

隠れた名所

隣の上丸瀬布森林事務所の部内には、高さ30〜110mの岩峰からなる標高721mの岩山「奇城岩」や、約2.3kmの間に13もの滝が連なる「十三の滝」といった景勝地があります。
現在は昨年10月の低気圧被害により林道が決壊して行けませんが、「十三の滝」は第13の滝まで往復午前5時間、第7の滝からは沢登りと、経験者と一緒での入林をお勧めする隠れた名所です。

もっと勉強と経験

今後は、森林官としてもっと山のことを勉強して経験を積むとともに、自然の大切さや山づくりの必要性を地域の皆さんに理解して頂き、「国民の森林」として親しまれる国有林となるよう取り組んでいきたいと思います。
近くにお越しの際はぜひ森林事務所にもお立ち寄り頂けたらと思います。

 


「十三の滝」で最大の第6の滝
(落差約28メートル)

台風被害跡の造林地の様子

丸瀬布合同森林事務所前で(中央)
 

お問い合わせ先

網走西部森林管理署
金山森林事務所
紋別郡遠軽町丸瀬布水谷町
電話0158-47-2311

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