こんにちは森林官です!
日高南部森林管理署 西舎森林事務所 首席森林官 坂尻勇次
「日高山脈の懐に抱かれる山々」

厳冬期のカムイ岳 標高1,600m
西舎森林事務所は、競走馬の馬産地(日本中央競馬会日高育成牧場(JRA)があります)として有名な浦河郡浦河町に所在し、日高山脈のやや南東部に位置する13,818haの国有林野を管理しています。
当森林事務所は、浦河合同事務所として野深森林事務所とも同居しており、2森林事務所合計の国有林野管理面積は約27,765haにも及びます。
当森林事務所の管轄区域は、森林事務所から国有林入口まで約20Kmの奥地に位置し、全体的に地形が急峻で、沢が深く、岩壁や切り立った峰が多く存在しています。
また、管轄区域内には、カムイ岳(1,600m)、ソエマツ岳(1,625m)ピリカヌプリ(1,631m)、トヨニ岳(1,442m)、野塚岳(1,368m)といった山々が聳え立っています。
特に、カムイ岳は、近年アウトドアブーム(日本三百名山・北海道百名山)ということで、登山シーズンになると全国から多くの中高年の登山者が入林します。元浦川林道終点の登山口には、カムイ岳山荘(浦河町教育委員会管理)があり、山荘から往路は約5時間、復路は約4時間程度かかります。
自然豊かな森林
当森林事務所区域には、日高幌別川の支流として春別川が流れており、昭和41年度から水産資源保護法に基づき保護水面に全域指定され、釣りその他一切の方法での魚類の捕獲が禁止(啓発用指導標が多数設置)されており、特に事業実行中には水質汚濁の抑制に配慮しています。
奥地は、「日高山脈襟裳国定公園」に指定されており、水源涵養や急峻な地形からの土砂流失・崩壊を防ぐ機能も兼ね備えています。
それに、日高の山々には豊かな自然が残っており、希少な動植物も多く生息・生育しており、この時期オオワシ、オジロワシなど春別川流域に時々顔を見せてくれます。

日高幌別川河川敷でのオオワシ
エゾシカ対策
現在の業務は、地況林況調査(森林の環境・樹木の生育状況)及び林野巡視・狩猟巡視を主に行っています。
特に、近年エゾシカの個体数増加に伴う、農林業への被害が大きな問題となっていることから、事業実行箇所であっても関係する事業者の協力により、日曜日には可猟区として開放、主要林道を除雪するなどの取り組みを行っています。
しかしながら、心ないハンターによるエゾシカ残滓が時々見受けられることから、町及び猟友会の協力により処理をお願いしているところです。残滓の放置は、「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」違反のみならず、ヒグマを呼び寄せ、国有林内で作業を行う職員等の安全とともに、国有林野に隣接する地域住民の安全が脅かされる問題であることから、ルールを守ってエゾシカ個体数減に協力していただきたいと思っています。
これからも、冬期における作業まだまだ続きますが、安全及び健康に留意し、よりよい森林づくりに取り組んで行きたいと考えています。
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スノーモビルを利用しての地況林況調査
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春別川本流に投棄されたエゾシカ残滓
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(2012年3月掲載)
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日高南部森林管理署
西舎森林事務所
住所:浦河郡浦河町緑町35-1
電話:0146-22-3189
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坂尻首席森林官(向かって右側)
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