2018年8月
知床ウトロ発!ウトロGSS通信
平成30年8月31日(金曜日)外来種駆除
本日は外来種のアラゲハンゴンソウの駆除を行いました。
アラゲハンゴンソウは北アメリカ原産で日本へは観賞用として渡来し、その後野生化し、知床半島でも徐々に繁殖しつつあります。
駆除は、花ごと根元から引き抜きます。
駆除したアラゲハンゴンソウを乾燥させたのち処分します。
このように集めてみるとその量に驚かされました。
駆除作業現場近くの岩尾別川の様子です。
カラフトマスの遡上が始まり、流れの弱いところではたくさんの魚が集まり、河床が黒くなっていました。
今年はどれだけの魚で川が賑わうのか、今から楽しみです。
平成30年8月25日(土曜日)カムイワッカ湯の滝巡視・ヒグマ目撃アンケート回収
カムイワッカ湯の滝は大勢のお客さんで賑わっており、楽しい雰囲気があふれていました。
現在、カムイワッカ湯の滝は落石のため、安全面を考慮し、現在は一の滝付近までしか行くことができません。
今日の川の水温は30℃でした。
少しぬるい足湯感覚です。
巡視の後は、知床硫黄山、羅臼岳の各登山口のヒグマ目撃情報アンケートの回収を行いました。
今年は例年に比べヒグマの目撃情報は少ないようですが、知床半島はヒグマが密集して生息する地域なので注意が必要です。
もしヒグマに出会ってしまったら相手を刺激しないよう、静かにその場を立ち去るなど、冷静に対処するようにしましょう。
平成30年8月19日(日曜日)羅臼湖巡視及び遊歩道整備
本日は羅臼湖の巡視と遊歩道整備を行いました。
まずは、羅臼湖へ向かう途中、二の沼から三の沼の間の遊歩道の草刈りを実施しました。遊歩道に繁茂しているササを電動バリカンやハサミで刈っていきます。
三の沼までのササ刈りを終え、羅臼湖までの巡視を実施しました。
三の沼の様子です。
四の沼の様子です。
五の沼の様子です。
羅臼湖に到着です。
まだ雲はありますが、正面の知西別岳の山頂はきれいに見えていました。
羅臼湖からの帰り道、四の沼と三の沼の間にある湿原の様子です。
羅臼岳にはまだ雲がかかっていましたが、羅臼湖からの帰り道は青空も見えて気持ちよい巡視となりました。本日の入林者は6組16名の利用でした。
平成30年8月18日(土曜日)男の涙巡視
知床国立公園の数ある名所の一つに男の涙があります。
男の涙は、斜里町の断崖沿いにある滝で、海を行き交う観光船やクルーザーで見られる方もいらっしゃいますが、地上から滝を見下ろすガイドツアーも賑わっています。
暑さのピークを過ぎた森の中では様々なキノコが顔を覗かせていました。
ホウキタケ
針葉樹林帯では大きいハナビラタケを見つけました。
今年は雨が多いので、キノコの成長が楽しみです。
男の涙は、開拓の歴史がある知床半島の中でも人の手が入っていない原生林の中にあります。
途中、森林を抜けたところでは、知床半島とオホーツク海が見渡せる絶景ポイントもあり、疲れも吹き飛びます。
平成30年8月16日(木曜日)カムイワッカ湯の滝の巡視
カムイワッカ湯の滝は知床国立公園の中で知床五湖に次いで人気のある観光地です。
ここでは、活火山である知床硫黄山の中腹からわき出る温泉が川に流れ込み、川全体が流れる温泉のようになっています。
安全面を考慮し、現在は一の滝付近までしか行くことができません。
カムイワッカ湯の滝を楽しむには、足元を滑りにくい状態にして行くのがおすすめです。
靴を脱ぎ靴下のみで散策される方が多く、沢の入口部分には散策中の方の靴が並べて置いてあるのがカムイワッカの日常風景です。
今日は海からの北風が冷たく気温は15度と肌寒かったため、お客さんはまばらでした。
天候が良い日は水温も30度位まで上昇し、水着で楽しめるようになりますが、今日の水温は24度でした。
平成30年8月13日(月曜日)羅臼湖遊歩道整備・巡視
本日は羅臼湖遊歩道の整備と巡視を行いました。
目梨望遥台への歩道入口看板です。
歩道分岐から約10分~15分ほど登ると目梨望遥台に到着します。
目梨望遥台から羅臼湖方向の様子です。
奥の高い山が知西別岳で、その山麓に羅臼湖があります。
目梨望遥台から羅臼岳方向の様子です。
残念ながら雲がかかっていますが、高い山が羅臼岳で、その左下方が知床峠になります。
目梨望遥台から知床半島羅臼町方向の様子です。
町と海は雲の中、遠くに国後島の山がかすかに見えています。
手前に見えるのがハイマツで目梨望遥台の周辺はハイマツで覆われています。
平成30年8月12日(日曜日)男の涙巡視
今日は斜里町の断崖沿いにある男の涙という滝の巡視を行いました。
この男の涙は、流れ込む川がない不思議な滝で、崖の割れ目から幅広く静かに海に流れ込んでいます。
周辺の草原地帯ではヒグマに遭遇しました。
このヒグマはこちらの存在に気付くとすぐに遠く離れていき、草むらの中に隠れてしまいましたので、我々はヒグマの進行方向を確認し、その場を静かに立ち去りました。
象の鼻と呼ばれるポイントでは、遠く知床岬まで見渡す事ができました。
山の方は雲がかかっており、知床連山を望むことができませんでしたが、夏らしいさわやかな知床の風景です。
断崖が望める日当たりのあるところではたくさんのナミキソウが咲いていました。
原生林の中ではハナイカリが咲いていました。
平成30年8月4日(土曜日)ヒグマ目撃アンケート回収、カムイワッカ湯の滝とポンホロ沼の巡視
本日は、まず羅臼岳岩尾別口と硫黄山登山口に設置してあるヒグマ目撃アンケートの回収を行いました。
登山中にヒグマを目撃されましたら下山時に登山口に用意してあるアンケートに記入をお願いします。
カムイワッカ湯の滝では、天気が良かったため多くの入林者の方が沢の中を歩いて楽しんでいました。
カムイワッカ湯の滝の水温は30℃でした。
最後はポンホロ沼の巡視を行いました。
沼の水はほとんど干上がり、大部分はヒメシダの草原となる中、小さくなったポンホロ沼は緑色となって存在感を放っていました。
今日は沼越しに羅臼岳が良く見えていました。
平成30年8月2日(木曜日)羅臼湖巡視
本日は青空の下、羅臼湖の巡視を行いました。
羅臼湖に向かう途中にある目梨望遥台は、気持の良い風が吹く場所でもあり、絶好の休憩場所でもあります。
また条件が良ければ国後島を望む事ができます。
四の沼の周辺ではサワギキョウのつぼみを見つけました。
涸れ沢の残雪は全てなくなりました。
この涸れ沢では融雪直後、春の植物が出てくるところでもあるので今後が楽しみです。
今日の羅臼湖です。
強い日差しの中、入林者は20名程でした。
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