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北海道森林管理局

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    2017年10月

    知床半島発!ウトロ羅臼GSS通信

    知床!ウトロ・羅臼GSS通信

    10月28日(土曜日)  カムイワッカ湯の滝方面巡視

    カムイワッカ湯の滝へ向かう途中でヒグマの親子に遭遇しました。

    運転中にヒグマに出会ったら車から降りて近づいたりせず、車の中からやさしく見守ってあげてください。

    また、野生生物ですので、可愛いからといって餌やりもやめてください。

    ヒグマの親子

    カムイワッカ湯の滝の駐車場には車が一台も駐まっていませんでした。

    こんなに閑散としているのは珍しいかもしれません。

    閑散としたカムイワッカ湯の滝

    今日の水温は25度でした。

    気温が低いと水温も低くなります。

    水温計25度の表示

    滝の周辺ではナナカマドの実がたわわに実っていました。

    ナナカマド

    10月27日(金曜日)  羅臼岳登山口(羅臼町側)の入林箱撤去

    本日は羅臼岳登山口に設置している入林箱の撤去作業を行いました。

    入林箱の撤去

    支柱から外した入林箱を車まで運びます。

    入林箱を運ぶ

    取り外した入林箱は事務所で来シーズンまで冬眠に入ります。

    今シーズンもお勤めご苦労様でした。

    冬眠する入林箱

    引き続き、熊越の滝の巡視を行いました。

    紅葉が終わり、少し寂しい感じでしたが、相変わらず力強く水の落ちる音を響かせていました。

    熊越の滝

    10月26日(木曜日) ドングリトラップ回収・防鹿柵の巡視

    今年のミズナラ結実調査(ドングリ調査)が無事に終了となりましたので、調査地に設置していいたシードトラップの回収を行いました。

    シードトラップの回収

    調査地の森でヒグマの糞を発見しました。

    ヒグマのフン

    シードトラップは背負子に積み、落ち葉に足をとられないよう、ゆっくり下山します。

    下山のようす

    持ち帰ったシードトラップは、来年に備えメンテナンスを行いました。

    シードトラップのメンテナンス

    午後は管轄内に複数個ある防鹿柵(ぼうろくさく)の巡視を行いました。

    知床にも強風をもたらした台風21号の被害が心配でしたが、特に大きな損傷もなくホッとしました。

    ぼうろくさくの点検

    10月16日(月曜日)  羅臼湖・三の沼展望台&植生保護ロープ撤去

    本日は羅臼湖へ向かう途中にある三の沼の展望台と植生保護ロープの撤去を行いました。 

    この展望台は三の沼に映り込む逆さ羅臼岳を撮影するために皆さんが利用する展望台です。

    本日はあいにくの曇り空で羅臼岳を望むことはできませんでした。

    写真1

    解体の際は工具を使い、ネジ類が下のぬかるみに落ちてしまわぬよう、慎重に行います。

    写真2

    展望台の取り外し完了です。

    展望台はなくなりましたが取り付け台が残っているので、つまずいてしまわぬようにピンクテープを付けて目立つようにしました。

    写真3

    沼の周辺の湿地帯に立ち入らないようにするための植生保護ロープも撤去します。

    写真4

    作業も無事に終わり、帰り道では雪をかぶった羅臼岳の姿がみえました。

    知床半島も着々と冬へと季節が進んでいるようです。

    写真5

    10月15日(日曜日)  知床国立公園クリーン事業

    本日は斜里町、環境省主催の「知床国立公園クリーン事業」に参加し、「知床をきれいにし隊」のボランティアの皆さんなど総勢30名の方と清掃活動を行いました。 

    まずは現場となるルシャ地区の海岸線でゴミの分別方法などの説明を受けました。

    ゴミ袋を受け取り、回収スタートです。

    カラフルなゴミは観光船からも目立って見えるので、特に集中して回収しました。

    写真2

    漂着物の隙間にはイヌカミツレがひっそり咲いていました。

    写真3

    回収したゴミは2トントラックの荷台に乗せていきます。

    2時間程の作業でしたが、あっという間にゴミでいっぱいになってしまいました。

    写真4

    最後に綺麗になった場所で集合写真を撮り無事に終了となりました。

    冷たい風が吹き付けるなか、皆さんお疲れ様でした!

    10月8日(日曜日)羅臼側海岸トレッキングコースの巡視

    濃霧のため、遠くの見渡しがきかない中での巡視となりましたので、突然ヒグマと遭遇しないよう、大きな声を出したり鈴を鳴らしたりするなどのヒグマ対策を行った上で、注意しながら巡視を行いました。

    海岸コースの巡視

    しばらくすると霧が晴れ、この時期にしては珍しいほど、暑いくらいに気温が上がってきました。

    コース風景

    季節外れのユキワリコザクラが咲いていました。

    ユキワリコザクラ

    大きな石が転がる海岸線では、まだたくさん咲いているエゾオグルマの蜜を吸うクジャクチョウをよく見かけました。越冬前に栄養を蓄えているのでしょうか。

    クジャクチョウ

    10月7日(土曜日)カムイワッカ湯の滝・ポンホロ沼の巡視

    まずは、知床でも人気の高いカムイワッカ湯の滝の巡視を行いました。

    一の滝付近には上流から根こそぎ流れて来た木が案内板を覆っていましたので、案内板が見えるよう撤去しました。

    作業前
    作業前

    作業後
    作業後 

    カムイワッカ湯の滝は、上流から湧き出ている温泉と水が混ざり合った川の中を歩くコースとなっています。本日の水温は28度でした。

    カムイワッカ湯の滝 水温

    立ち入り規制のロープが古くなっていたので、新たに設置しました。

    立ち入り規制のロープ

    山地に生息する、明るくて美しい色合いが特徴のイシサワオニグモを見つけました。

    イシサワオニグモ

    続いてポンホロ沼の巡視を行いました。

    今の時期はヒメシダの草原が枯れ、茶色の絨毯のようになっていました。

    ヒメシダの草原

    僅かに残っていた水場はエゾシカの足跡でいっぱいでした。

    本日の巡視では観光客とお会いすることなく、周囲は静寂に包まれていました。

    静寂

    平成29年10月5日(木曜日)  第4回ドングリ回収日

    本日は、ミズナラ結実調査のための第4回目のドングリの回収を行いました。   

    (第1~3回目の様子はこちら

    調査地の森は紅葉が深まり、シードトラップの中には、落ち葉が多くなり、肝心のドングリは少なめで、本日は183個の回収でした。

    並作となった昨年の第4回目の回収時は396個でしたので、今年は少ないのが気がかりです。

    1

    知床連山は全ての山頂が真っ白です。

    2

    本日、初冠雪となった羅臼岳です。

    これから寒さも一段と進み、ウトロの街の中でも紅葉もぐっと進むことでしょう。

    3

     

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    総務企画部 企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271