2016年10月6日(第93号)
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皆さんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
10月となり「天高く馬肥ゆる秋」まっただ中のはずですが、今年は秋雨前線や台風などの影響で天候が安定せずなかなか天高くが見えませんし、食べ物なども果物は、遅霜・長雨の影響で数は少ないようですが甘みはあるとのこと、サンマ漁は最盛期が遅れやっと獲れてきた模様です。長野近辺では例年なら終わっている田んぼに稲が立っています。雨続きで機械が田んぼに入れないとのことです。私は先週、一年ぶりにキノコ採りに地元の山へ出かけたのですが、マツタケは採れませんでしたが、地元で「坊主」「こむそう」と呼んでいるキノコがとれました。しかし、長雨の影響かすでに腐りだしているキノコもありました。夕食にいただきましたが大変おいしい秋の贈り物でした。しかしながら、肥ゆる秋には、今少し時間が必要でしょうか。早く天候が落ち着き、色々な美味しい秋の味覚を頂きたいものです。
さて、今回のメールマガジンですが、岐阜森林管理署長からのメッセージの他、注目情報には、「木づかい推進月間協賛シンポジウム」、トピックスには、「堅果類の豊凶クマに注意」について取り上げています。
最期までお読みいただければ幸いです。
INDEX
1.森林管理局からのメッセージ------------------岐阜森林管理署長
2.注目情報------------------------------------木づかい推進月間協賛シンポジウム
3.今月のトピックス------------------------------堅果類(ブナ等)の豊凶 クマに注意
4.お知らせ-------------------------------------・「国有林作業現場見学会の参加者募集について」
・「森林計画に関する地域住民との懇談会」開催のお知らせ
5.広報「中部の森林」----------------------------9月号掲載
6.業務関連情報---------------------------------公売・入札情報
7.参考情報-------------------------------------林業用語の解説等
1.森林管理局からのメッセージ
林野庁 岐阜森林管理署長 藤村 武
「御嶽山の麓で滝巡り」
岐阜署に着任して間もない4月17日の土曜日、「飛騨小坂滝開き」という行事に参加しました。
当署が管理する御嶽山の麓に位置する下呂市小坂町内の国有林には、豊かな水と急峻な地形により形成された多くの滝があります。(落差5メートル以上の滝が200以上あると言われています。)地元のNPO「飛騨小坂200滝」ではこれらの滝を巡るツアーや沢登りをするツアーを行っており、毎年、4月には観光シーズンの幕開けと無事故を願って下呂市長はじめ小坂観光協会長など地元の方々が集まり「滝開き」が行われています。
この滝開きに参加して以来、是非、滝巡りを楽しみたいと思っていましたが、中々時間を取ることができず延び延びになっていました。お盆が過ぎた8月後半、ようやく滝巡りツアーに参加することができました。滝の飛沫(しぶき)に触れながら夏の暑さをしばし忘れ、木漏れ日の中、切り株に座って野点をしながら、地元の昔話を楽しみました。残念ながら御嶽山の雄姿は雲に隠れて見ることはできませんでしたが、他のツアー参加者と話をしながら滝のそばでお弁当を食べ、楽しい半日を過ごしました。
森林には水源涵養や土砂流失防備、木材生産など様々な機能があります。そうした機能の一つに保健休養機能があります。国有林では多くの皆さんに森林を楽しんでもらうための「レクリエーションの森」を設定しており、これには自然休養林のほか、自然観察教育林、風景林、風致探勝林などがあります。中部森林管理局管内には多くのレクリエーションの森があり、皆さんお住まいのすぐ近くにも魅力的な森林があると思いますので、是非、中部森林管理局のホームページで確認してみてください。
NPO「飛騨小坂200滝」の活動は「岐阜の宝物」(全国に通用する岐阜県の大きな観光資源となるものを岐阜県が認定)の第1号として認定され、年間5万人近くの人が小坂町を訪れる原動力となっています。森林管理署もNPOの皆さんと常に情報交換を行い、彼らの活動をサポートしています。これからも国有林の素晴らしい自然を多くの人に楽しんでもらえるように地域の人達と一緒になって活動していきたいと思います。
2.注目情報
木づかい推進月間協賛シンポジウム
10月13日(木曜日)に名古屋事務所の「熱田白鳥の歴史館」にて、更なる木材利用の普及推進と木材資源の循環利用を考えることを目的とし、林業関係事業者や一般の方々の参加を募り、公開シンポジウムを開催します。
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/nagoya/1013sinpo.html
3.今月のトピックス
堅果類(ブナ等)の豊凶 クマに注意
今年度、ブナ・クリ・ナラ等の堅果類が凶作となっており「クマが里山へ下りる可能性がある」と予想されます。
キノコ狩りや紅葉狩りで森林に入る際は、複数で行動し、鈴や笛を身に着けるように注意して行動してください。
中部森林管理局でも管内の国有林に自生する堅果類の豊凶調査を実施しました。
☆参考にこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/fukyu/tyousa/kenkarui/h28.html
4.お知らせ
「国有林作業現場見学会の参加者募集について」
中部森林管理局名古屋事務所では、木材流通の要所であり、木材消費の一大消費地である名古屋市周辺において、市民や住宅・建築関係者等の皆様に呼びかけ、川上の国有林作業現場の見学会を開催します。
この見学会は、川上の森林・林業・林産業の現状について、川下の皆様に理解を深めていただき、川上と川下の交流と更なる木材利用促進等を目的として開催します。
応募締切は、10月21日(金曜日)です。(先着順につき、定員になり次第締め切らせていただきます。)
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/nagoya/mokuzai/pdf/20160930kokuyuringenbakengakukai.pdf
「森林計画に関する地域住民との懇談会」開催のお知らせ
国有林では、管理経営の方針、方法を明らかにするため、5年を1期とした森林計画を策定し、これに基づき国有林の管理経営を行っています。
中部森林管理局では今後の計画策定に先立ち国有林の現地を見ていただくとともに地域からの情報・意見を伺うため、懇談会を開催します。
普段見る機会の少ない国有林を見学し、懇談してみませんか?
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/press/kouhou/161006_1.html
5.広報「中部の森林」9月号
中部の森林9月号(第150号)
「中部の森林」9月号は、「初の国民の祝日「山の日」上高地で記念式典が開催された様子や「熱田白鳥の歴史館」で行われた「夏休み親子体験セミナー」の記事などを掲載しました。
各地からの便りには、「公共施設の確認に関する自治体との協定を締結」の記事などが届きました。
シリーズ「森林官からの便り」には、木曽署 開田森林事務所の「原森林官」からの便りを掲載しています。
シリーズ「ご当地自慢」は、北信署から「北信五岳」を掲載しました。
☆詳しくはこちらをご覧ください。 https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html
6.業務関連情報
公売・入札情報
7.参考情報
林業用語の解説等(林野庁HP「広報室から」へのリンク)
過去の中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」はホームページからもご覧いただけます。
中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーです。
最後までお読みいただきありがとうござました。
次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに!
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