2016年7月6日(第90号)
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皆さんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
7月いよいよ夏山シーズンを迎え、当局管内へも多くの登山者が訪れていただいています。
8月11日には初めての「山の日」祝日を迎えます。山に親しむ機会や、山の恩恵に感謝する日になりました。ぜひ大勢の方に関心を持っていただければと思います。
さて、梅雨明けは例年7月20日前後のようですが、今年は何時になるのでしょうか。九州方面では大雨、東京では梅雨だというのに雨不足で節水規制。今年は、山にも残雪が少なくこのままいくと更なる水不足を呼ぶことになってしまします。うまく雨をコントロールできればいいのですが、今の技術では無理のようです。せめて7月7日の七夕の夜は晴れてもらい、満天の星空を眺めたいものです。
今回のメールマガジンですが、木曽森林管理署長からのメッセージの他、注目情報には、「「ウッドデザイン賞2016」募集中」について取り上げています。
最後までお読みいただければ幸いです。
INDEX
1.森林管理局からのメッセージ------------------木曽森林管理署長
2.注目情報------------------------------------「ウッドデザイン賞2016」募集中
3.今月のトピックス------------------------------「信州山の日」フェスタin原村
・長野県登山安全条例 7月1日より「登山届け義務化」
4.お知らせ-------------------------------------・「平成28年度 学校の森・子どもサミット 夏大会」の参加者募集について
・企画展「山の日」記念『山岳写真展』
・夏休み親子体験セミナーの開催
・夏休み!木で遊んでウクレレ・ランチコンサート
5.広報「中部の森林」---------------------------6月号掲載
6.業務関連情報--------------------------------公売・入札情報
7.参考情報------------------------------------林業用語の解説等
1.森林管理局からのメッセージ
林野庁 中部森林管理局 木曽森林管理署長 新津清亮
「木曽の人工林」
木曽といえばヒノキ。それも20年に一度のお伊勢様の式年遷宮の際に使用される「天然木曽ヒノキ」を思い浮かべる方がほとんどだと思います。
ところで、木曽郡の森林面積14万5千ヘクタールのうち45%の6万5千ヘクタールは人工林です。そして古くから林業が盛んだった木曽地域では明治中期から植林がされており、樹齢80年を超える人工林ヒノキが年々増加しています。木曽地域の人工林ヒノキは、天然木曽ヒノキと同様の厳しい生育環境で、年輪幅が緻密で狂いが少なく、香りや光沢に優れています。まだまだ出材量は少ないですが、現在、木曽谷の国有林から生産される樹齢80年生以上の高齢級人工林ヒノキを対象に「〇高〇国(まるこうまるこく)木曽ひのき」として販売をしています。
〇高〇国(まるこうまるこく)とは高齢級・国有林という意味です。皆様が木材を使う機会がありましたら、ちょっとだけ贅沢をして「木曽ひのき」を使ってみませんか。
そしてもう一つ、木曽地域の人工林の3分の1にあたる2万1千ヘクタールはカラマツ林です。木曽でカラマツ?と思われる方もいるかもしれませんが、木曽地方の天然カラマツは知る人ぞ知る銘木です。年を経るごとに赤みを増していく天カラの製材品は現在ではなかなか手に入りません。人工林のカラマツもスッと伸びが良く、年輪が緻密で詰まっていることから強度が高く、隠れた名木なのです。特に集成材や合板の材料として引き合いが高くなっています。
カラマツは利用可能な林齢になってきていますので、民有林と国有林が連携して出材量を増やし林業の成長産業化に向けた取り組みを進めていきたいと考えています。
2.注目情報
「ウッドデザイン賞2016」募集中
6月20日より、「ウッドデザイン賞2016」の募集が始まっています。
「ウッドデザイン」は、木材利用促進のため、木の良さを価値を再発見できる製品や取組を消費者目線で表彰するもので、審査は隈研吾氏をはじめ、第一線で活躍されている建築家、デザイナー、研究者等の方々が担当します。
入賞作品は、「ウッドデザインマーク」を使用できるとともに、展示会への出展等により幅広くPRされます。
募集期間は、6月20日より7月20日迄です。
木材利用促進につながる優れた取組を行われている方におかれましては、ふるってご応募お願いします。
【主催】ウッドデザイン賞運営事務局(林野庁 補助事業)
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.wooddesign.jp/
3.今月のトピックス
「信州山の日」フェスタin原村
長野県では、7月第4日曜日を「信州山の日」と定めております。
~山に感謝し、守り育て活かす~をテーマに「山」の魅力や大切さを多くの方に発信し、山岳観光の振興、山岳環境の保全、安全登山の啓発及び森林づくりの推進を一層図ることを目的に「信州山の日」フェスタin原村を開催します。
日時:平成28年7月23日(土曜日)
7月24日(日曜日)
場所:八ヶ岳自然文化園
☆詳しくはこちらをご覧ください。http://www.pref.nagano.lg.jp/rinsei/happyou/160705press.html
長野県登山安全条例 7月1日より「登山届けを義務化」
長野県登山安全条例の全面施行に伴い、平成28年7月1日から長野県内の指定登山道を通行する際には、登山計画書の提出が必要となります。
登山計画書は、インターネットの登山届提出システムのほか、コンビニエンスストアのマルチコピー機からの様式出力、ファックス提出も可能。
事前に登山計画書を提出することで、計画を立てたり装備やルートを確認したりすることで遭難事故を防ぎ、安全で楽しく登山してもらうことにつながります。
☆詳しくはこちらをご覧ください。http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/tozanjorei.html
4.お知らせ
「平成28年度 学校の森・子どもサミット夏大会」の参加者募集について
学校の森・子どもサミット実行委員会は、全国から集まった児童たちによる身近な自然や森林資源・教材等を活用した体験学習の発表と、先生や有識者による意見交換などを通じて学校における森林環境教育の輪を全国へ広げていくことを目的に「学校の森・子どもサミット」を開催しています。
また、東日本大震災から5年となる今年、本サミットを宮城県で開催するにあたり、森林での学習や自然体験を利用した防災・減災教育についても意見を交わす予定です。
森林環境教育を知りたい、実施してみたいと考えている方など、森林環境教育に関心のある方々の参加を募集します。
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/sanson_ryokka/160608.html
企画展「山の日記念『山岳写真展』
今年(2016年)から8月11日は、「山に親しむ機会を得て山の恩恵に感謝する」国民の祝日「山の日」となりました。
熱田白鳥の歴史館では、「山の日」制定を記念し、7月1日から8月16日まで中部森林管理局管内4県(富山、長野、岐阜、愛知)の主に山岳地帯の国有林風景や、そこに生息する希少な高山動植物の写真を期間展示します。
展示している写真は、中部森林管理局管内に勤務する職員が森林パトロールなど日常業務において撮影した記録写真で、管内国有林の四季を楽しんでいただける展示内容となっています。
☆詳しくはこちらをご覧ください。 https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/nagoya/sangaku.html
夏休み親子体験セミナーの開催
熱田白鳥の歴史館では、8月25日(木曜日)、東海農政局「消費者の部屋」が主催する夏休みキッズプロジェクト「夏休み親子体験セミナー」が開催されます。
中部森林管理局ではこのイベントに協力し、「いま、日本の森林はどうなっているんだろう?~木を使って環境を守ろう~」と題したセミナーと、FCA(フォレストサークルあいちの協力を得て、木工クラフト教室を開催します。夏休みの思い出に参加してみてはいかがですか。
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/nagoya/natusemina.html
夏休み!木で遊んでウクレレ・ランチコンサート
中部森林管理局では、今年から新たに国民の祝日となった8月11日「山の日」を記念し、8月5日(金曜日)、熱田白鳥の歴史館(中部森林管理局名古屋事務所)において、隣接するレストラン"SLOW FOOD RESTRANT白鳥物語"との共催により、木工クラフトとプロミュージシャンによるウクレレ&ギターの生演奏を聴いてビュッフェランチを楽しむ『夏休み!子どもも大人も木で遊ぼう!!ウクレレ・ランチコンサート』を開催します。
木と遊び、素敵な生演奏とともに楽しいお食事のひとときを!
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/nagoya/cons.html
5.広報「中部の森林」6月号
中部の森林6月号(第147号)
「中部の森林」6月号は、「第67回全国植樹祭ながの2016」、「第68回愛知県植樹祭」の開催の様子などを掲載しました。
各地からの便りには、「第68回全国植樹祭プレ大会 第17回とやま森の祭典を開催」、「カラマツ採種園の着果調査を実施(環状剥皮の成果)」の記事などが届きました。
シリーズ「森林官からの便り」には、中信署上高地治山事業所の「宗廣治山技術官」からの便りを掲載しています。
シリーズ「ご当地自慢」は、「岐阜県 関市」を掲載しました。
☆詳しくはこちらをご覧ください。 https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html
6.業務関連情報
公売・入札情報
7.参考情報
林業用語の解説等(林野庁HP「広報室から」へのリンク)
過去の中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」はホームページからもご覧いただけます。
中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーです。
最後までお読みいただきありがとうござました。
次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに!
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