2015年5月1日(第75号)
|
皆さんこんにちは。いかがお過ごしですか?
ここ数日は気温も高めですが、春から初夏に移り変わる今頃の季節は、1年の中でも爽やかで特に過ごしやすくてうれしいですね。ゴールデンウィークにはご家族や友人と、旅行などの計画を立てている方もおられると思いますが、4日は自然に親しむ「みどりの日」です。この季節に鮮やかに映える新緑を楽しみに出かけてみては如何でしょうか。
さて、今回のメールマガジンでは、総務課長からのメッセージの他、今月のトピックスには、「木曽悠久の森」写真コンテストの作品募集を取り上げています。
最後までお読みいただければ幸いです。
INDEX
1.森林管理局からのメッセージ---------------総務課長
2.注目情報---------------------------------「中部森林管理局事業概要」発表
3.今月のトピックス---------------------------「木曽悠久の森」写真コンテストの作品を募集しています。
4.お知らせ-----------------------------------・木曽の国有林見学会を開催します。
・第25回 森と花の祭典-「みどりの感謝祭」の開催について
5.広報「中部の森林」-------------------------- 4月号掲載
6.業務関連情報------------------------------- 公売・入札情報
7.参考情報------------------------------------林業用語の解説等
森林管理局からのメッセージ
中部森林管理局 総務課長 油井 章次郎
「中部森林管理局に勤務することになって」
4月から総務課で勤務しております油井です。
長野局に採用され、前橋局、村役場、北海道局、林野庁、森林技術総合研修所に勤務し28年ぶりに中部局で勤務することとなりました。
当時のことを思い起こしながら長野林友(当時の局の季刊誌)を捲ってみました。採用された年(1978年)の第1号に、鈴木局長が年頭所感で「林業の夢」と題して次のように書かれています。
前段では、「昨年1年を振り返ってみて、何といっても長期化する不況の波が日本の政治、経済を覆い、何となくさえない1年でした。」とあります。
そして終段には、「国民生活にはなくてはならない森林を育て守っていくのが林業人の誇りであり、使命であり、そのような意味で林業にはすばらしい夢があると声を大にして申し上げたいのです。信州の山々、特に我が長野営林局の国有林は、公益的機能という面からは全国に冠たるものがあり、年間なんと3千3百万人に及ぶ人々が当局の国有林を訪れるといわれています。
長野の国有林には大きな夢があり、職員には山を守り育てる誇りがあります。」とありました。
中部局は、国有林野事業が一般会計化された平成25年度から「公益重視の管理経営の一層の推進」、「森林・林業再生への貢献」、「山村地域の振興と森林の総合利用」を3つの柱として、カラマツやヒノキ等の人工林、日本の屋根といわれる山岳地帯を有する特徴を踏まえた、様々な施策に取り組んでいます。
重要な取り組みは40年近く経て中部局となっても変わらないものだと感じているところです。そして当時の林業の夢を私たちが実現するために具体的な取り組みを推進することが、先輩方に報いることと同時に、後世の方々に引き継げる森林になるのではないかと考えています。
先日、縁あって、山村地域の振興に関する本「山村再生ビジネスとマーケティング」(山村再生研究会編J-FIC発行)を山村再生研究会の方に送っていただきました。その中の実践事例で、信濃町の取り組みが紹介されています。信濃町は、地域の森林や産物を有効に活用することとし、森林セラピー基地を軸として都市部の企業と協定を結ぶことにより、多くの都市の人が訪
れる場所となっています。
この事例からもわかりますが、私もふるさとを離れ、外から見ていると、中部局管内は国有林を含めとてもすばらしい自然環境に恵まれたところだということに気がつきます。このすばらしい環境を都市の方々に情報を発信し、都市の方々の心をつかめれば、山村地域の振興に多少なりともお役立ちできるものと考えています。
注目情報
平成27年度 中部森林管理局事業概要の発表
4月23日、24日に局及び名古屋事務所において、平成27年度中部森林管理局の事業概要の発表を行いました。重点取組として木曽地方の温帯性針葉樹林の保存・復元を目指す「木曽悠久の森」、「ニホンジカ等被害対策の充実」、「民国連携の推進」、「災害からの地域の復興支援」等を掲げております。
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/policy/business/sigoto/outline/index.html
今月のトピックス
「木曽悠久の森」写真コンテストの作品を募集しています。
木曽地方(長野県木曽郡と岐阜県裏木曽地域)のヒノキ、サワラ等の木曽五木を含む温帯性針葉樹林は、世界的に見ても希少で貴重な存在となっています。
中部森林管理局では、この貴重な森林資源の保存復元を図るため、この地域を「森林生物多様性復元地域」と設定し、愛称を「木曽悠久の森」として取り組みを開始しました。
「木曽悠久の森」のエリア内には、希少で貴重な天然林のほか人工林や観光や保養としての森林があります。築城や神社仏閣の用材に使用されてきたこと、最近では森林浴やキャンプ等に活用されるなど、古くから現在に至るまで人との関わりの中で息づいてきました。
この「木曽悠久の森」をもっと多くの人に知っていただき、訪れてもらいたい。そんな思いから、このエリアを対象とした写真コンテストの作品を募集しています。
多くの皆様からの応募をお待ちしております。
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/keikaku/ontaisei/kisosyasinkon-h27.html
お知らせ
木曽の国有林見学会を開催します。
中部森林管理局では、名古屋市熱田生涯学習センターと共催により「木曽の国有林見学会」を開催します。
この催しは、名古屋市を中心とした都市住民の方々に、木曽川源流の国有林を訪ねて頂いて、木曽地域の林業のあゆみ、木材の輸送方法(伐採地、小谷狩り、森林鉄道)等、熱田白鳥貯木場にたどり着くまでの運材技術の変遷や木材の出材(生)地を実際に見聞きしていただく現地学習講座です。
江戸時代から現在まで深いつながりをもつ木曽と名古屋の関連や、日本の森林・林業・木材産業の現状について理解を深めていただくことを目的として、名古屋市熱田生涯学習センター(協力:熱田区歴史資料室)と共催により開催します。
皆様のご参加をお待ちしています。
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/nagoya/fukyu/27.html
第25回 森と花の祭典-「みどりの感謝祭」の開催について
4月15日~5月14日は「みどりの月間」です。期間中に実施される各種緑化行事の締めくくりとして、5月9日、10日の両日、第25回 森と花の祭典- 「みどりの感謝祭」を日比谷公園において開催します。
本祭典においては、9日に式典、9日~10日の2日間にわたり、子供から大人まで楽しめる「みどりとふれあうフェスティバル」を実施します。
この楽しさいっぱいのイベントに出かけてみませんか。
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/sanson_ryokka/150410_1.html
広報「中部の森林」4月号
中部の森林3月号(第133号)
「中部の森林」4月号は、局長、次長(名古屋事務所長)、計画保全部長の異動に関する記事、岐阜木質バイオマス発電が順調に稼動などを掲載しております。
各地からのたよりには、「御柱の心をつなぐ森」の協定を締結や七宗町で森林整備協定を締結に関する記事などが届きました。
シリーズ「森林官からの便り」には、富山署砺波森林事務所の「長屋森林官」からの便りを掲載しています。
また、「ご当地自慢」は愛知森林管理事務所から、愛知県新城市の道の駅「もっくる新城」を掲載しております。
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html
業務関連情報
公売・入札情報
参考情報
林業用語の解説等(林野庁HP「広報室から」へのリンク)
過去の中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」はホームページからもご覧いただけます。
中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに!
メールアドレス等の配信変更はこちら
メールマガジンの配信解除はこちら▽
※このメールマガジンの登録及び購読は無料です。
お問合せ先
総務企画部総務課広報担当
代表:050-3160-6500(内線2531)
ダイヤルイン:050-3160-6513
FAX:026-236-2733