2015年1月5日(第71号)
|
あけましておめでとうございます。ご家族お揃いでよき新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。本年もどうぞ中部森林管理局メールマガジンをよろしくお願いいたします。
今回のメールマガジンですが、森林技術・支援センター所長からのメッセージの他、注目情報として「地域管理経営計画」及び「国有林野施業実施計画」の策定等についてのほか、今月のトピックスには、「国有林の地域別の森林計画」の樹立・変更について等を掲載しております。
最後までお読みいただければ幸いです。
INDEX
1.森林管理局からのメッセージ---------------森林技術・支援センター所長
2.注目情報---------------------------------「地域管理経営計画」及び「国有林野施業実施計画」の策定等について
3.今月のトピックス---------------------------「国有林の地域別の森林計画」の樹立・変更について
4.お知らせ-----------------------------------「遊んで、食べて、応援しよう」
5.広報「中部の森林」-------------------------- 12月号掲載
6.業務関連情報------------------------------- 公売・入札情報
7.参考情報------------------------------------林業用語の解説等
森林管理局からのメッセージ
森林技術・支援センター所長 井上 武次
「林業の低コスト化を目指した技術開発の取り組みについて」
日本の森林資源は50年を越える人工林が年々増加し、人工林面積の51%に達しています。利用可能な森林資源は着実に増加する一方で、木材価格の低迷や伐採、植え付け、保育に要するコストが高いことなどから森林所有者の伐採・再造林に対する意欲は低下し、若い人工林が極端に少ない偏った状況になっています。少子高齢化に多くの課題があるように森林においても持続的な木材生産・林業経営や生物多様性などの観点から、面的にも量的にもバランスのよい齢級構成が望ましい姿です。国有林ではこれを解消していくため主伐・再造林に取り組んでいくこととしています。
これまでに搬出間伐等の生産作業の低コスト化に向けて、高性能林業機械と路網を組み合わせた作業システムはここ10年で普及・定着してきましたが、造林・保育作業の新たな技術導入は見受けられず、低コスト化が進んでいません。この課題に対してコンテナ苗(コンテナで育苗された根鉢付きの苗)の導入により植栽時間の短縮や植栽時期の拡大及び地拵え(植栽地を整地する作業)や下刈の省力化の可能性が期待されています。
また、伐採と造林の一貫作業の導入やエリートツリー(第2世代以降の精英樹で成長等優れた性能を有する樹木)の導入による低コスト化も期待されています。森林技術・支援センターではコンテナ苗を活用した低コスト再造林の技術開発のため、国有林のフィールドを活用して試験研究機関と共同で試験を行っています。自然環境が相手で長い期間を要する林業の中で短期間に成果が得られるものではありませんが、地域の自然特性のもと試験を行い、現地検討会の開催等の情報発信に努めるとともに、民有林へ普及できる成果を取りまとめて行くこととしています。伐採と造林の一貫作業の実証試験にも取組み、低コスト化が図れるか検証し、成果を見える形で裏付けを持って地域に技術を普及できるよう取り組んでいきたいと考えています。
注目情報
「地域管理経営計画」及び「国有林野施業実施計画」の策定等について
千曲川下流、宮・庄川の各森林計画区における国有林野の管理経営に関する基本的事項等を定める「地域管理経営計画」並びに「国有林野施業実施計画」を策定するとともに、伊那谷、木曽谷、飛騨川、木曽川、東三河の各森林計画区の「地域管理経営計画」「国有林野施業実施計画」の変更を行うため、現在、公告・縦覧しています。
公告された計画案に意見のある方は、理由を付して、郵送、ファクシミリ、又は電子メールにて意見書を提出することができます。
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/press/kikaku/141215.html
今月のトピックス
「国有林の地域別の森林計画」の樹立・変更について
千曲川下流、宮・庄川の各森林計画区における国有林の森林整備及び保全に関する基本的な事項等を定める「国有林の地域別の森林計画」を樹立するとともに、伊那谷、木曽川、東三河の各森林計画区の「国有林の地域別の森林計画」を変更したので公表しています。
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/press/kouhou/141219.html
お知らせ
「遊んで、食べて、応援しよう」
平成26年9月27日、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山が噴火しました。
また、同年11月22日、長野県北部で最大震度6弱の地震が発生しました。これらの地域では、風評被害による観光客の減少が心配されています。
この冬、ご家族で、また友人を誘ってのスキーや地元食材の購入など、皆様の応援をお願いします。
広報「中部の森林」12月号
中部の森林12月号(第129号)
「中部の森林」12月号は、国有林モニター会議(現地見学)、准フォレスター連携会議などの記事や各地からのたよりには、伐採・造林一貫作業システムの説明会などの記事が届きました。
また、シリーズ「森林官からの便り」には、木曽署薮原森林事務所の「野尻首席森林官」からの便りを掲載しています。
シリーズ「ご当地自慢」として、東信署からの「水明の里」長和町を掲載しました。
☆詳しくはこちらをご覧ください。 https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html
業務関連情報
公売・入札情報
参考情報
林業用語の解説等(林野庁HP「広報室から」へのリンク)
過去の中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」はホームページからもご覧いただけます。
中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに!
メールアドレス等の配信変更はこちら
メールマガジンの配信解除はこちら▽
※このメールマガジンの登録及び購読は無料です。
お問合せ先
総務企画部総務課広報担当
代表:050-3160-6500(内線2531)
ダイヤルイン:050-3160-6513
FAX:026-236-2733