2014年7月4日(第65号)
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皆さんこんにちは。梅雨のこの時期、毎日すっきりしないお天気が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
長野県は7月第4日曜日を「信州 山の日」、7月15日から8月14日までを「信州 山の月間」として制定します。
これから本格的な夏山シーズンを控え、山への関心が高まり当局管内の山岳へも多くの登山者が訪れることが予想されますが、警察庁のまとめによりますと、昨年一年間に全国で発生した山岳遭難事故は2172件(前年比9.3%増)発生しており、過去最多となりました。
近年は、中高年以外にも登山ブームが広がっているようですが、登山に当たっては、しっかり事前準備をし余裕のある登山を心がけたいものです。
今回のメールマガジンですが、木曽森林管理署長からのメッセージの他、注目情報として「夏休み!子どもふれあいDAY」を掲載したほか、今月のトピックスには、「次期森林計画についての森林管理署の考え方」の意見募集を掲載しております。
最後までお読みいただければ幸いです。
INDEX
1.森林管理局からのメッセージ---------------木曽森林管理署長
2.注目情報---------------------------------「夏休み!子どもふれあいDAY」開催
3.今月のトピックス---------------------------「次期森林計画についての森林管理署の考え方」の意見募集
4.お知らせ----------------------------------「森林生物多様性復元地域」の愛称を募集
「学校の森・子どもサミット」の参加者募集について
5.広報「中部の森林」------------------------- 6月号掲載
6.業務関連情報------------------------------ 公売・入札情報
7.参考情報-----------------------------------林業用語の解説等
森林管理局からのメッセージ
木曽森林管理署長 高嶋伸二
「木曽谷の森林と林業」
木曽谷は、木曽川源流域にあって、日本三大美林の一つに数えられ、天然木曽ヒノキの生産地として知られています。天然といっても現在の木曽の森林は、豊臣氏の時代から組織的な伐採が始まり、聚楽第、江戸城、名古屋城などの木造建築物に利用され、江戸時代の早期に奥地まで「尽山」といわれる荒廃した状態となります。その後、尾張藩が住民による伐採や利用の制限を加えるなどして、現在、天然木曽ヒノキは300年前後となっています。
明治まで木曽谷で伐採した木材は、水量が豊富な木曽川を使って名古屋方面に輸送しており、その作業方法は、明治17年の英国博覧会で「木曾式伐木運材法」として紹介しています。
今から百年前の1915年(大正4年)には、木曽谷に蒸気機関車ボールドウィン号がやってきました。これ以降、動力を使った集材機やチェーンソーも導入され、林業の近代化が進められます。昭和50年には日本で最後となっていた王滝森林鉄道が廃止されますが、現在でも林業が盛んな地域です。
今年、森林鉄道の遺構が日本森林学会の「林業遺産」に認定されました。
木曽谷には、森林鉄道以外にも、かつて木材を流していた木曽川、明治時代に植えられた100年を超える人工林、江戸時代から再生してきた樹齢300年の木曽ヒノキの森を中心とする天然林など、人が木や森林と関わってきた歴史を示す遺構を見ることができます。9月末には上松町でボールドウィン号の百歳を祝うイベントも開催されます。読者の皆様には、是非、木曽谷に足を運んでいただきたいと思います。
注目情報
「夏休み!子どもふれあいDAY」開催
中部森林管理局では、地域の子どもたちに体験型イベントに参加いただくことにより、国有林の役割や森林・林業・自然の大切さ等を知ってもらうことを目的に「夏休み!子どもふれあいDAY」を7月31日(木曜日)に開催します。
皆様のお越しをお待ちしております。
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/pdf/140731-fureaiday.pdf
今月のトピックス
「次期森林計画についての森林管理署の考え方」の意見募集について
中部森林管理局におきましては、管内の国有林野の管理経営にあたって、広く国民の皆様に情報を提供するとともに、ご意見を頂く取り組みを進めています。
この度、千曲川下流森林計画区(長野市、須坂市、飯山市、高山村、山ノ内町、木島平村、野沢温泉村、信濃町、飯綱町、栄村)、宮・庄川森林計画区(高山市、飛騨市、白川村)における国有林野の管理経営に関する基本的事項等を定める「地域管理経営計画」及び「国有林野施業実施計画」の次期計画(平成27年4月~平成32年3月)の策定にあたっての森林管理署の考え方(以下「次期森林計画についての森林管理署の考え方」という。)について取りまとめました。
皆様から「次期森林計画についての森林管理署の考え方」についての意見を募集しています。
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/keikaku/ikenbosyu/140609.html
お知らせ
「森林生物多様性復元地域」の愛称を募集
中部森林管理局ではヒノキ、サワラ等の温帯性針葉樹がまとまって自然度の高い状態を構成している木曽地方の貴重な森林の保存・復元に向けた取り組みを行い「森林生物多様性復元地域」として、具体的な森林の取り扱い等について検討することとしています。
この度、保存・復元の取り組みを行う地域の森について親しみを持っていただけるような愛称を募集することとしました。
皆様からの応募をお待ちしています。
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/keikaku/bosyuu-140702.html
「学校の森・子どもサミット」の参加者募集について
「学校の森・子どもサミット」は、全国各地から集まった小学生が身近な森林や緑を活用した体験活動などについて発表するとともに、森林環境教育に取り組むための疑問や課題に応えるため、専門家や教育支援団体等による意見交換を行うものです。
森林環境教育を知りたい、実施してみたいと考えている方など、森林環境教育に関心がある方々の参加を募集しています。
☆詳しくはこちらをご覧ください。 https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/sanson_ryokka/140606_1.html
広報「中部の森林」6月号
中部の森林6月号(第123号)
「中部の森林」6月号は、「エコecoQKハウス」、各県の植樹祭の記事、高校生による治山工事現場の見学・実習の記事などが届きました。また、森林鉄道の思い出などOBの皆様からの寄稿文、シリーズ「森林官からの便り」には、中信署松本森林事務所の「中村首席森林官」からの便りを掲載しています。「ご当地自慢」として、南信署から御柱祭で有名な「諏訪大社」を掲
載しました。
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html
業務関連情報
公売・入札情報
参考情報
林業用語の解説等(林野庁HP「広報室から」へのリンク)
過去の中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」はホームページからもご覧いただけます。
中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに!
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総務企画部総務課広報担当
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