2013年3月5日(第49号)
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皆さんこんにちは。いかがお過ごしですか?
平成24年度も残すところ1ヶ月となりました。暦では桃の節句、啓蟄、春分とだんだん春めいていきますね。
3月は卒業シーズン、寂しさと期待とが入り混じった時期でもあります。昭和22年から始まった国有林野事業特別会計も3月末をもって幕を閉じることとなります。4月からは新生国有林がスタートします。職員一丸となって頑張りたいと思いますのでご支援をよろしくお願いいたします。
さて、今回のメールマガジンでは、当局職員厚生課長からのメッセージの他、今月のトピックスには、「薪談義」を取り上げています。
最後までお読みいただければ幸いです。
INDEX
1.森林管理局からのメッセージ------------「森林や木と健康のはなし」 職員厚生課長上條 浩明
2.注目情報--------------------------------------全国山火事予防運動の実施について
3.今月のトピックス-----------------------------「薪談義」の開催について
4.お知らせ----------------------------------------「グリーンウェイブ2013」について
木炭及び木炭コンロの展示について
5.広報「中部の森林」--------------------------2月号掲載
6.業務関連情報---------------------------------公売・入札情報
森林管理局からのメッセージ
「森林や木と健康のはなし」 中部森林管理局職員厚生課長 上條 浩明
現代社会はストレス社会とも言われるように、多くの人がストレスにさらされて生活しています。過度なストレスは、心の不調につながるほか、免疫力が低下しウィルスに感染しやすくなったり、様々な病気の原因にもなると言われています。
ストレスを溜め込まないために、適度な運動、良質な睡眠、趣味や旅行の機会を持つなど、各自に合った方法で上手にストレスを解消することが大切です。また、インフルエンザなどのウィルス性の疾患に対しては、日頃の予防にも努めましょう。
ところで、日常を離れて森林の香りを浴びて歩いたときに、落ち着いた気持ちになるのを実感したことがある方は多いのではないでしょうか。
森林浴が健康に良いことは、多くの人が何となく感じていることと思いますが、最近の研究では、森林浴をすることによって、ストレスを受けたときに分泌されるストレスホルモンを低下させたり、人間が持つ免疫機能を向上させる効果があることが定量的に確認されています。
また、こうした木によるリラックス効果は木材になっても認められています。木の香りは、脳活動や自律神経活動を沈静化しリラックスした状態をつくります。
そのほか、触れたときの柔らかさや温かさ、光や音を和らげる効果などの木の特徴は、人に優しく余計なストレスを与えない、心身の健康に適したものであると言えるでしょう。
加えて、木材を使った環境ではいろいろな健康面へのメリットも認められています。例えば、インフルエンザウィルスは湿度が50%程度になると多くが死んでしまうとされていますが、木材が持つ適度に湿度を調整する作用にはウィルスの活動を抑制する効果がありますし、湿度が高いと増えるカビやダニを抑える効果もあります。
現代人にとって重要な課題である心と身体の健康の保持増進において、森林のある環境、木のある生活が有効であることを、あらためて認識していただければと思う次第です。
何はともあれ、皆さん、健康第一で。
注目情報
全国山火事予防運動の実施について
例年、冬から春にかけて、山では枯葉や枯草が多くなることに加え、空気の乾燥や季節風あるいはフェーン現象などの気象条件等から、山火事発生の危険性が高い時期となります。
林野庁は、「平成25年全国山火事予防運動実施要綱」を定め、消防庁等が実施する「春季全国火災予防運動」の実施にあわせて、3月1日(金曜日)から7日(木曜日)までを統一実施期間とする「全国山火事予防運動」の実施を呼びかけています。
平成25年の統一標語は「山の火事もとは小さな火種から」です。具体的には、登山口等に全国の中高生から原画を募集し作成した山火事予防ポスターを掲示し、山火事予防意識の高揚を図ったり、重点的な森林パトロールを実施して火災の未然防止に努めるなどの運動を実施します。
一人でも多くの方に山火事予防運動について御理解をいただき、山火事の未然防止に御協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。
☆山火事予防についてはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/j/hozen/yamakaji/index.html
今月のトピックス
「薪談義」の開催について
かつての日本においては、家庭燃料の代表として、薪や木炭が炊事や暖房に使われていました。高度経済成長期に使い勝手の良い電気、灯油、ガスなどの代替燃料に取って代わられ消費量が激減。しかし、近年、ピザ屋やパン屋などで業務用燃料として「薪」の需要が出てきています。
2月17日に長野県塩尻市で開催された「森林フォーラム」の併催行事として行われた「薪談義」では、薪について活発な意見交換が行われました。
☆詳しくはこちらをご覧ください。https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/pdf/130221-2makidangi.pdf
お知らせ
「グリーンウェイブ2013」の実施について
生物多様性条約事務局は、生物多様性への意識を向上するため、国連が定める「国際生物多様性の日」(5月22日)に、世界各地の青少年、子どもたちが学校などで植樹・水やりを行う「グリーンウェイブ」活動を世界に呼びかけています。また、国連は2011年から2020年までの10年間を「国連生物多様性の10年」と定めています。樹木のふれあいを通じて自然と親しむことは生物多様性に関する意識の向上につながります。
農林水産省、国土交通省及び環境省では、生物多様性に関する理解が社会全体に広まるように、平成25年3月1日(金曜日)から6月15日(土曜日)までの期間、「グリーンウエイブ2013」として、樹木をテーマとした生物多様性の広報、教育、普及啓発等の活動実施を国民の皆様に呼びかけます。
木炭及び木炭コンロの展示について
調理や暖房などに利用されている木炭は、萌芽力が旺盛なナラやカシなどを原料とする木質バイオマスエネルギーであり、森林の健全な育成や地域経済の安定にも大きな役割を果たしています。また、災害時に電気やガスが寸断されても木炭なら使用することができます。
現在、中部森林管理局の1階ホールにて国産木炭(黒炭)や蓋をすることで消火できるコンロなどを展示していますので、ぜひご覧ください。
広報「中部の森林」2月号
中部の森林2月号(第107号)
「中部の森林」2月号は、1月30日、31日に開催された「中部森林技術交流発表会」、カラマツ黄葉写真コンテスト審査結果、スキー場で開設した「みんなの森林 国有林コーナー」、国有林間伐推進コンクールに関する記事を掲載。各地からのたよりには、中信署から上高地談話会の記事が届きました。
シリーズ「森林官からの便り」には、南木曽支署柿其森林事務所の「栢木森林官」からの便りを掲載しました。
風景紀行は東信署管内の「冬の浅間山、八ヶ岳」を掲載しています。
☆詳しくはこちらをご覧ください。 https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html
業務関連情報
公売・入札情報
過去の中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」はホームページからもご覧いただけます。
中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーです。
最後までお読みいただきありがとうござました。
次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに!
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