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中部森林管理局

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    2011年2月1日(第24号)


    中部森林管理局メールマガジンでは、広報「中部の森林」中心に、森林管理局からのメッセージ、森林管理署からのお知らせ、トピックス等を発信しております。また、ご購読いただきました皆様方からのご意見やご要望を事業の参考にしていきたいと考えております。


    皆さんこんにちは。

    毎日寒いですね。この厳しい寒さをもたらしているのが「ラニーニャ現象」といわれています。ラニーニャとはスペイン語で女の子という意味だそうですが、世界各地に天候異変を起こしていることからすると、女の子というかわいいイメージで呼ばれることに疑問を感じてしまいます。ラニーニャ現象は「エルニーニョ(スペイン語で男の子という意味)現象」とは対象的であるとされ、南米のエクアドルからペルー沿岸にかけての広い海域で海面水温が平年より低くなる現象です。日本への影響は昨夏の猛暑やこの冬の厳しい寒さがあげられますが、地球規模でもオーストラリア第3の都市ブリスベンやブラジルで発生した水害との因果関係も指摘されています。

    このラニーニャ現象ですが春まで終息しない見通しですが、寒さのピークは過ぎ、2月は平年よりも気温は高めとなるとの予報が発表されました。節分・立春を控え、暦のうえでも春が始まりますね。

    今回のメールマガジンでは、井上指導普及課長からのメッセージの他、今月のトピックスではジビエ料理を取り上げています。

    最後までお読みいただければ幸いです。

    INDEX

    1. 森林管理局からのメッセージ--------------------指導普及課長より
    2. イベント情報-----------------------------------ニホンジカ被害対策シンポジウム
    3. 今月のトピックス-------------------------------ジビエ料理のススメ
    4. お知らせ--------------------------------------分収造林公募対象地の公示
    5. 広報「中部の森林」----------------------------1月号掲載
    6. 業務関連情報---------------------------------公売・入札情報  

    森林管理局からのメッセージ

    常識を覆す気持ちをもって                                                         中部森林管理局指導普及課長   井上 隆裕   

    新しい年が始まり、ひと月あまりが経ちました。

    毎年、新しい気持ちで仕事を進めたいと思い、目標を立てるのですが、日が経つうちにこうした気持ちも薄れ、目標が大きすぎるのか、なかなか結果を出せないでいます。

    今年は目標を出来ることから始め、ひとつひとつを確実に行えるよう取り組みたいと思います。

    クマバチという胴体の太い、あのうるさく飛ぶ蜂がいますが、現代の航空力学によるとあの蜂は絶対飛べないといわれています。飛べないはずのものが飛んでいるのですから、人間が考え出す理論や技術には限界があるといえます。勿論その限界は次々とやぶられていますが。

    常識もこれと同じことがいえると思います。誰もが「これはダメだ」といわれているようなものがヒット商品になるなど、常識を無視したところから生まれるものもあります。知識をいくら詰め込んでも、それを活用しなければ絵に描いた餅です。いざというとき役に立つのは知識や常識ではなく、それを基にした判断力や決断力であると思います。だから当事者でない部外者や
    評論家から理路整然とした批判などを聞けば腹がたったりすることがあります。決断力や判断力は、知識は勿論大切ですが、実のある経験を積み重ねることによって身につけることが出来ると思います。

    近年、森林・林業を巡る状況は変わってきて、いつまでも木材価格の低迷とか林業は厳しいといっている時代ではなくなってきました。「森林・林業再生プラン」の実質的初年度である今年は、間伐等による健全な森林づくりに努めるとともに、低コスト作業システムの推進により、間伐材を有効に活用し、林業・木材産業の再生に繋げていく時期にあると思います。また、担い手や人材の育成などを通じて、国民の要請に応えられるよう、国有林として取り組むことが大切であると感じています。

    2011年が、森林・林業・木材産業の再生元年となるよう常識を覆すような気持ちをもって、諸問題に立ち向かっていきたいと思います。 

    イベント情報

    第3回 ニホンジカ被害対策シンポジウム

    平成23年2月19日、長野県伊那市においてシンポジウムが開催されます。

    ニホンジカ被害対策に当たる三つの協議会の活動報告や講演が行われる予定です。拡大するシカ問題の参考となる良い機会です。是非ご聴講ください。

    【日時】  2月19日(土曜日)13時30分~17時00分    参加費無料

    【会場】  伊那市生涯学習センター(いなっせビル内)6階ホール

    【内容】

    ── 基調講演 ─────────────────────────────────────────

          『シカの増加が昆虫の多様性に及ぼす影響』

                  講    師:藤崎憲治氏(京都大学大学院農学研究科 教授)

    ── 報告会 ───────────────────────────────────────────

          『南アルプス食害対策協議会からの報告』

                 講    師:信州大学調査チーム・協議会事務局

          『南北八ヶ岳保護管理運営協議会からの報告』

                  講    師:南北八ヶ岳保護管理運営協議会事務局

          『霧ヶ峰自然環境保全協議会からの報告』

                  報告者:霧ヶ峰自然環境保全協議会事務局

    【お問い合せ】  南アルプス食害対策協議会事務局 

                                 (伊那市役所産業振興部 耕地林務課 林務係)

                                 TEL:0265-78-4111(内線 2416) 

                                 FAX:0265-78-4131 

                                 Eメール:ktr@inacity.jp

    今月のトピックス

    ジビエ料理のススメ

    ジビエとは狩猟で捕獲した野生の鳥獣肉を指し、これを料理したものがジビエ料理です。これまで日本人にはあまり馴染みのなかった言葉ですが、近年全国各地で発生するシカやイノシシなどによる農林業被害の深刻化から、生息密度をコントロールするため害獣として捕獲し、ジビエとして消費を拡大するという動きが出てきています。背景には、これまで捕獲されたシカが食用として利用されることが僅かであったとの状況から、食材として有効活用することによって、豊かな自然環境や農林業を守り、そしてまた、人と野生鳥獣との共存にも資することを目指すということかと考えています。

    私も職場の狩猟愛好家の方が丹精込めて作ったニホンジカの燻製をいただいたことがありますが、酒の肴には最高です。

    皆さんもお試しあれ!!

     

    (注釈)

    本来ジビエとは猟獣、野山で育った野鳥や野生獣の肉ですが、流通面から供給量が安定しない、あるいは棲息数の減少などの理由から、一部のジビエは飼育もされているとのことです。

     

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。

     お知らせ

    平成22年分収造林公募対象地の公示

    分収造林契約の公募を行っています。

    対象地は岐阜森林管理署管内の鮎立中山国有林です。

    募集期間は平成23年2月1日から平成23年2月10日までです。応募は岐阜森林管理署へお願いします。

     

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。
      -→ https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/welcome/index.html

    広報「中部の森林」1月号

    中部の森林 1月号(第82号)

    「中部の森林」1月号は新年特集号として、城土局長から「森林・林業再生プランの始動」と題した年頭挨拶、シリーズ現場最前線は、地域に親しまれる国有林を目指してと題し、「南木曽支署阿寺森林事務所班」を紹介しています。風景紀行は飛騨署管内の「野麦峠と御岳山」を掲載しました。

     

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。
      -→ https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html

    業務関連情報

    公売・入札情報

      


    中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーです。


    最後までお読みいただきありがとうござました。
    次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに!

     


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    ダイヤルイン:050-3160-6513
    FAX:026-236-2733

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