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中部森林管理局

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    2010年7月6日(第17号)

     


    中部森林管理局メールマガジンでは、広報「中部の森林」中心に、森林管理局からのメッセージ、森林管理署からのお知らせ、トピックス等を発信しております。また、ご購読いただきました皆様方からのご意見やご要望を事業の参考にしていきたいと考えております。

     

    梅雨明けが待たれる今日この頃ですが、梅雨空の合間の晴れ間はもう本格的な夏といった感もあります。ですが、雨に濡れて美しく咲き誇る紫陽花の風情はこの季節でしか楽しむことができませんね・・・・

    中部局管内の山々の木々も日増しに緑の色が濃くなってまいりました。冬場閉鎖されていた豪雪地の道路も開通し、多くの観光客を迎えています。

    青空の下、優しい小鳥のさえずりや風の詩を聞きながらのんびりドライブしてみたいものです。

    今回のメールマガジンでは、川野計画部長からのメッセージ、中部局管内の観光地の案内は白山スーパー林道をご紹介していきます。

    最後までお読みいただければ光栄です。

    INDEX

    1. 森林管理局からのメッセージ-------------川野計画部長挨拶
    2. 中部局管内観光地のご案内-------------白山スーパー林道
    3. 今月のトピックス-----------------------------公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律
    4. 広報「中部の森林」--------------------------6月号掲載
    5. 業務関連情報--------------------------------公売・入札情報  

    森林管理局からのメッセージ

    「信州の山々に生物多様性あり」                        中部森林管理局計画部長  川野康朗    

    東京からここ長野市に赴任して早1年3ヶ月。その間、休日には家族も連れて、戸隠方面や木島平など北信の山々を中心に、時には熊除けの鈴を鳴らしながら、ブナの林や湿原を巡り、信州の自然を味わっています。

    今年は国連の国際生物多様性年であり、10月には管内の名古屋市において、将来に向けた生物多様性保全のための取組を話し合う国際会議である「生物多様性条約第10回締約国会議」(通称COP10)が開催される予定です。

    そもそも「生物多様性」とは何かといいますと、未知のものを含めると地球上全体で3,000万種ともいわれる生物種の多さと、それらによって成り立っている森林や河川、草原、あるいはサンゴ礁など様々な生態系の豊かさ、さらには同じ種であっても個体間、あるいは生息する地域によって体の形や行動などの特徴に少しずつ違いをもたらす遺伝子の多様さまでを含めた幅広い概念ですが、大事なのは、酸素や食べ物、木材、医薬品など、これら生物多様性から生み出される多くの恵みに支えられて私たちが生きているということです。

    こういったことは、なかなか言葉だけでは理解しにくいものですが、私の場合は、例えば長野市から白馬村に抜ける通称オリンピック道路をドライブしているときなど、道路脇を流れる小川や人家、その周辺の畑や山裾の果樹園、さらにはその上のスギ林や雑木林といったパノラマのように広がる美しい里山の風景を目にするたびに、まさにこれこそが日本が世界に誇れる生物多様性そのものではないかと一種の感動をもって実感しています。

    私たち日本人は、昔からこういった身近にある川や畑、山々などを生活の糧とする中で、誰に言われるまでもなく、いわゆる生物多様性保全の大切さを身につけてきたのであり、そういう意味では今さらといった感もありますが、自然とふれあう機会が減ってきている今の子ども達や、希少な動植物種を巡る世界の現状などを考えると、こういった身近な自然とうまく調和した生活や文化の意義といったものを含め、あらためて生物多様性保全とは何かを見つめ直すことも大事なことだと思います。

    私ども中部森林管理局でも、この秋に予定されているCOP10に向けて、それぞれの地域での人々と森林とのつながりをテーマとして、生物多様生保全とは何かについて、できるだけわかりやすい形で紹介していきたいと考えています。皆さんも、これを機会に自然休養林などお近くの森林や山々に足を運んでいただき、生物多様性保全について思いを巡らしていただければ幸いです。

    中部局管内観光地のご案内

    白山スーパー林道

    昭和52年に開通した白山スーパー林道は、石川県と岐阜県を結ぶ全長33.3キロメートルの林道。北陸随一の景観といわれ、観光道路としても多くの方に利用されています。岐阜県側の起点となる白川村には、民話の世界そのままの風景が情緒をかもす白川郷があり有名です。合掌造りで知られ、世界遺産にも登録されています。また、スーパー林道からはいくつもの滝の景観を楽しむことができます。最大落差の滝「ふくべの大滝」は、86メートルもあるといわれ、老婆が白髪を振り乱したように落ちる「姥ヶ滝」は「日本の滝100選」に選ばれています。ほかにも、「蛇谷八景」に含まれる滝があります。マイナスイオンたっぷりの白山スーパー林道へ山岳ドライブに出かけてみませんか。

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。

    【白山スーパー林道】  http://www.hakusan-rindo.jp/

    【白川郷観光協会ホームページ】  http://www.shirakawa-go.gr.jp/

    今月のトピックス

    公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律

    第174回通常国会において「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が成立し、5月26日に公布されました。

    木材に関する研究によれば、木造校舎は鉄筋コンクリート造校舎に比べて、意欲や集中力の低下を感じる子ども、情緒不安の子どもの割合が少ないという報告もあり、さらに、冬期のインフルエンザによる学級閉鎖は木造校舎の方が少なく、インフルエンザの蔓延が抑えられる傾向もあるとか。

    今後、公共建築物における木材利用が進み、林業・木材産業の活性化と森林の適正な整備・保全、さらには山村の活性化につながることが期待されます。

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。

    【林野庁ホームページ】  https://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/koukyou/index.html

    広報「中部の森林」6月号

    「中部の森林」6月号では、各地で開催された植樹祭に関する記事、各地からのたよりでは、局から「親子森林体験教室」、南信署から「よみがえれ!高山植物」、飛騨署から「宮の大イチイ周辺整備完成式を開催」などの記事が届きました。また、シリーズ現場最前線では「中央アルプス駒ヶ岳とともに」と題し、南信署駒ヶ根森林事務所の紹介、風景紀行は富山署から立山の「癒しの伝統文化:布橋灌頂会」を掲載しました。

    ☆詳しくは下記掲載ページよりご覧ください。

    業務関連情報

    公売・入札情報

      


    中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーです。


    最後までお読みいただきありがとうござました。次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに!

     


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