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中部森林管理局

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    2010年6月4日(第15号)

    初夏の風もすがすがしいころとなりました。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

    中部森林管理局メールマガジンでは、広報「中部の森林」中心に、森林管理局からのメッセージ、森林管理署からのお知らせ、トピックス等を発信しております。また、ご購読いただきました皆様方からのご意見やご要望を事業の参考にしていきたいと考えております。

    INDEX

    1. 森林管理局からのメッセージ---------------------------木村総務部長挨拶
    2. 地域の山岳情報-------------------------------------------夏山シーズン到来
    3. 今月のトピックス-------------------------------------------森林セラピーのご紹介
    4. 広報「中部の森林」----------------------------------------5月号掲載
    5. 業務関連情報----------------------------------------------公売・入札情報  

    森林管理局からのメッセージ

    「国の宝は山なり」                               中部森林管理局総務部長  木村大助

    「信州は良いところだよ」と言われ着任して2か月、生まれが秋田なので積雪を除けば生活環境はそれほど違わないのかと思っていました。しかし、秋田は日本海側から田園地帯を通って奥地に森林(もり)があり人間と自然に距離感があります。一方、信州は森林の中に町がある感じで、森林が近い分だけ自然と人間が近くその一体感がなんとも言えません。東京から赴任したので一時的にそう感じるのでしょうか。新緑の季節、森林とのふれあいは生命の息吹そのものです。

    その昔の秋田の主産業は林業と鉱山で、特に天然秋田杉が主要な森林資源でした。江戸時代にはこの資源を守るため当時の佐竹藩が留山制度により保護政策を取りました。しかし、戦中の軍用資材、大震災や戦後の復興用資材として大量に伐採されました。現在、資源的には一定量あるものの伐採量は少なくなっています。今は、これに代わる人工林スギをどのように供給して行こうかというところです。

    同じように、木曽ヒノキも戦国時代の築城や復興資材として大量に伐採されたことから、尾張藩が留山制度により保護政策を取りました。その後は秋田と同じような変遷をたどって現在に至ってます。人工林のヒノキやカラマツが伐採時期をむかえる一方、天然の力によって次世代のヒノキを育てる方法も検討しているところです。

    ところで、世界の陸地のうち4分の1は森林です。豊かな森林は、空気を作り、水を蓄え、土を作ります。しかしその森林はあと100年でなくなってしまうという報告があります。原因は気候変動のほかに9割が発展途上国の人口増加に伴う家畜の飼育過剰、薪炭材の伐採、過度な農業開発によるものといわれてます。森林の減少を食い止め、これから先未来を担う子どもたちに安心した地球環境を残さなければなりません。

    「国の宝は山なり、しかれども、伐り尽くす時は用に立たず、尽きざる前に備えを立つべし、山の衰えはすなわち国の衰え」という名言があります。木曽ヒノキや天然秋田杉は希少価値になったけれども、戦後先人が苦労して植えたスギやヒノキ、カラマツが全国にすくすくと育っています。この貴重な資源を後世に引き継ぐ仕事の大切さを若い世代にぜひ伝えていきたいと思っております。 

    地域の山岳情報

     夏山シーズン到来

    当局管内の山岳においても山開きの行事が行われる季節となりました。木々の芽吹きも山の頂へと進みつつあり、夏山シーズンの到来を待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。安全に登山を楽しんでいただくためにも、自分の経験・技術・体力に応じた計画をたてて出かけましょう。

     ☆詳しくはこちらをご覧ください。

    【長野県警察航空隊のページ】http://www.pref.nagano.jp/police/kouku/kouku.htm

    【富山県警山岳情報】                http://police.pref.toyama.jp/

    【岐阜県警山岳情報】                http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/POLICE/ 

    今月のトピックス

    森林セラピーのご紹介「森の力がこころと身体を癒す」

    木曽郡上松町にある赤沢自然休養林は日本での森林浴発祥の地として有名ですが、森林セラピー基地としての側面も持っていることはご存じでしょうか?

    森林セラピーとは、森の中に身を置き森林の地形を利用した歩行や運動、森林内レクリエーション、栄養・ライフスタイル指導などの方法によって、健康維持促進、疾病の予防を目指すもので、簡単に言えば、森を楽しむことで心身の快適性を向上させ、こころと身体の健康に生かそうというものなのです。そして、安心して森林セラピーを楽しめるフィールドが「森林セラピー基地」『森林セラピーロード』として各地で認定されています。

    当局管内の国有林も、赤沢自然休養林のほか複数認定されております。

    森に癒しを求めてお出かけになってみてはいかがでしょうか。

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。

    【森林セラピーポータル】  http://www.forest-therapy.jp/

    広報「中部の森林」5月号

    「中部の森林」5月号では、今年度の当局事業概要の要旨に関する記事、各地からのたよりでは、長野市の戸隠森林植物園で行われた「小鳥の巣箱かけ」や愛知県定光寺自然休養林で行われた「みどりのフェスティバル10」に関する記事などが届きました。

    シリーズとして「現場最前線~匠の技が光る蘭班(南木曽支署蘭森林事務所班)~」「風景紀行~浅間山麓の森林~」も掲載しております。

    ☆詳しくは下記掲載ページよりご覧ください。

    業務関連情報

    公売・入札情報

      


    中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーです。


    最後までお読みいただきありがとうござました。次回の「中部森林管理局メールマガジン」もお楽しみに!

     


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