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巣箱づくり資料

巣箱は、木の洞(あな)で繁殖する鳥に、巣場所を提供するもの。

穴のできるような太い木が少ないところに鳥たちを呼び戻すために考えられました。

よく巣箱を利用する鳥

     

シジュウカラ

ヤマガラ

スズメ

ムクドリ

 

巣箱の作り方のポイント

巣箱の大きさの目安

野鳥の種類

穴の直径cm

底面から穴までの高さcm

高さcm

 幅 ・奥行cm

設置高(m)

ヒガラ 漂鳥

2.7

15

20~24

15

1.5~2.5

シジュウカラ 留鳥

2.8

15

20~24

15

1.5~2.5

ヤ マ ガ ラ 留鳥

2.8

15

20~24

15

2.5

スズメ 留鳥

3.0

18

24~28

18

3

ム ク ド リ

コムクドリ

留鳥

夏鳥

5.5

18

24~28

18

3

セキレイ 留鳥

前面開放

6

24

16

2.5

アオバズク 夏鳥

11.0

30

45

25

5

フクロウ 留鳥

15.0

40

60

40

5

※幅・奥行は、内寸の目安です。  

(左)シジュウカラ用、(右)セキレイ用

フクロウ用

巣箱のかけ方

かけた後の注意と手入れ

  • 子育て中の親鳥はとても神経質。
    巣箱の中でびっくりすると、卵やヒナがいても二度と戻りません。
    遠くから見守るだけにしてください。
  • 繁殖期が終わった秋に巣箱をはずして修理や掃除などをしてください。 

 

使用後の巣箱(シジュウカラ)

巣材(ミズゴケや獣毛)が平らに踏みつけられ、無事に巣立ったことがうかがえる。

 

古い巣材は再び使うことはない。ダニなどの寄生虫の住み家になるので、秋には取り出して何もない状態に掃除する。

 

アシナガバチの越冬場所になっていることもあるので、掃除の時にはご注意ください。

ハチはそのまま放置しても差し支えありません。


アカゲラ用ねぐら巣箱

アカゲラは,カミキリの幼虫を捕食する能力が高く,生息密度の高い地域では,材内の幼虫の90%以上が捕食された例もあります。

しかし、アカゲラはおもに広葉樹類の枯木等に穴を掘って巣穴とするため,ある程度太い広葉樹がないと繁殖できません。

また,夜間は樹洞をねぐらとしているため,広葉樹類や樹洞の少ない松林には,あまり多く生息していません。

そこで,松林にアカゲラを誘致してマツ枯れ被害の拡大を防ごうと,ねぐら用巣箱の設置が各地で試みられています。

巣箱

巣箱

アカゲラ

ねぐら巣箱(詳しくは森林総合研究所「研究の"森"から」No/74

 

 

お問い合わせ先

朝日庄内森林生態系保全センター
電話:0235-58-1730
FAX:0235-58-1731
〒997-0404 山形県鶴岡市下名川字落合3