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カツラマルカイガラムシ Comstockaspis Macroporra

 

分類

カメムシ目マルカイガラムシ科

分布

北海道、本州、四国、九州

被害

広葉樹の枝や幹に付着して樹液を吸う。大発生すると枝枯れや枯死の原因となる。

2mm以下と小さく虫には見えないため、虫害と気付かないこともあると思われる。

生活史

年二回、貝殻の中で産卵し、孵化した幼虫は数日で定着して貝殻をつくるという。

 

 

 

成虫

歩行する幼虫(右は緑の羽根の針先と比較 : とても小さいです)2010/9/17

黄色右:歩行幼虫、黄色左:定着直後の幼虫、          

白:数ヶ月前(初夏)に定着した幼虫、下は昨年定着

成虫と歩行幼虫

←成虫と歩行幼虫(目盛りは1mm)

 

歩行幼虫の体長は0.2~0.3mm

定着直後は直径0.2mm

(若干縮むようです)

 

歩行する幼虫(動画wmv:131KB)

 

 天 敵

被害状況

 ネクトリアコッコフィラ  ?

シラカンバの枝枯れ 

 

 

 

寄生蜂トビコバチの仲間。カイガラムシのまわりでたくさん見られました(6/1)。

 

お問い合わせ先

朝日庄内森林生態系保全センター
電話:0235-58-1730
FAX:0235-58-1731
〒997-0404 山形県鶴岡市下名川字落合3