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四国森林管理局

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    お知らせ

    大月町で治山工事の現場見学会を開催しました

    令和元年9月24日
    四万十森林管理署

       昨年の7月豪雨と台風24号により、海岸に接する高知県大月町柏島周辺の東大戸山(ひがしおおとやま)国有林で山腹の崩壊が発生しました。この影響で周辺に濁水が発生し、養殖漁場に被害を及ぼしたところです。

       当署では早急に復旧すべく、関係機関と調整を図りながら昨年度末、復旧工事に着手しました。進捗としては、2つある被害箇所のうち、竜ヶ浜キャンプ場付近の「2号箇所」が6月末で完了。現在「1号箇所」において、点在している不安定な転石を細かくして取り除き、斜面を均した後、法枠などを施工する予定です。

       工事の特徴として、石を細かくする方法に通常使用する火薬ではなく、環境に配慮した工法として 1)振動ドリルで穴を開け、「セリ矢」と呼ばれるクサビのような道具をハンマーで打ち込む工法、2)薬剤から発生する蒸気圧により低振動で瞬時に石を砕く蒸気圧破砕(じょうきあつはさい)工法、3)薬剤を注入し、丸一日かけて膨張圧力により亀裂を発生させる静的破砕(せいてきはさい)工法の3工法を使用することとしました。2)については使用実績が少ない工法でもあり、実施状況と併せて関係者にご覧いただくことを目的に9月10日、現場見学会を開催しました。

       当日は天候にも恵まれ、県林業事務所、大月町役場、地元漁協、森林管理局、当署職員ほか20名余りが参加しました。髙橋署長の冒頭挨拶の後、宮永治山総括から工事の概要、見学に当たって注意すべき点などを説明しました。

       施工箇所への移動に際しては、現場が急斜面で足元が不安定なことから、体力に不安のある者などは工事担当者の通勤負担などを考慮して設置されているモノレールを利用しました。参加者は山腹斜面を見上げながら、転石の処理方法や対策工法について意見を交わしました。蒸気圧破砕(じょうきあつはさい)工法による転石の破砕なども実際に行い、現場に配慮するとともに工事の難しさ、大変さを感じ取っていただいたところです。


       本箇所は作業スペースが限られ、機械の搬入や資材運搬路の設置など仮設工事に苦慮するとともに、国立公園の手続きを必要とするなど、多岐にわたり配慮が必要なところです。引き続き関係機関との連携を密にしながら早期完成に努めて参ります。


    お問合せ先

    四万十森林管理署

    ダイヤルイン:0880-34-3155
    FAX番号:0880-35-5310