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四国森林管理局

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    プレスリリース

    四国森林管理局における列状間伐の本格導入について~ 林業の生産性向上と労働安全の確保 ~

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    令和元年9月13日
    四国森林管理局
    1. 「列状間伐」とは
         間伐は、これまで間伐する伐採木を現地で確認しながら単木的に選定・伐採する「定性間伐」が広く行われてきましたが、森林の状況ごとにきめ細かな保育が可能などの利点がある一方で、選木・伐採・集材に高度な技術と手間を要する、労働災害の大きな要因であるかかり木が発生する等の課題があります。

        「列状間伐」とは、植栽列や斜面方向等に沿って直線的に一定の列(幅)を決めて伐採する間伐の方法で、国有林を中心に導入され、最近では民有林でも導入されています。1) 労働災害の大きな原因であるかかり木が発生しにくい、2)選木の手間がかからず、伐採・集材が容易、3)残存木の損傷率が減少する、4)高性能林業機械を用いた作業システムの導入による生産性の向上が可能というメリットがあります。伐採列数と残存列数の組み合わせにより、例えば1列を伐採し3列を残す場合を「1列3残」と呼びます。

    2. 列状間伐の本格導入について
         四国森林管理局では、これまで間伐した原木を搬出・供給する「活用型保育間伐」を定性間伐主体に実施してきましたが、林業の生産性向上と労働安全の確保の観点から、昨年度より、国有林の事業実施箇所で列状間伐を試行実施するとともに、現地検討会を6回開催し、列の選定方法や監督・検査方法等の検討を行ってきました。

         これらの検討結果を踏まえ、本年度より、四国森林管理局が実施する国有林での活用型保育間伐において「列状間伐」を本格導入します(四国森林管理局関係通知を改正)。これにより、四国森林管理局の活用型保育間伐事業の列状間伐の比率を令和2年度に約7割に引き上げることを目指します(平成29年度35%)。


    <目標>

    四国森林管理局の活用型保育間伐における列状間伐の比率を令和2年度に約7割に引き上げる(平成29年度35%)。

    <ポイント>
    1   路網を活用した車両系集材による活用型保育間伐は、原則、列状間伐により実施する。ただし、事業地の林分や地形等の状況により列状による間伐が困難な場合は、現地事情に応じて定性間伐を組み合わせて実施できる。

    2   架線・車両併用型集材による活用型保育間伐は、車両系集材箇所に列状間伐を導入する。

    3   列状間伐についても、選木方法、伐採率等を示すことで標準地調査により将来の主伐に向けた収穫調査をできるようにする。このほか、列状間伐に関係する検査・監督方法を定める。

    (参考1)令和元年度 四国森林管理局の集材方法別活用型保育間伐事業の生産予定数量

    集材方法
    生産予定数量 備考
      車両系集材
    約10万m3
    ※列状間伐を実施
      架線・車両併用型集材
    約 4万m3
    ※車両箇所に列状間伐を導入
      架線系集材
    約 3万m3
     

    約17万m3
     

     

    (参考2)列状間伐のメリット・実施状況・低コスト化効果

    (参考3)ドローンで見る列状間伐

    お問合せ先

    四国森林管理局 森林整備部資源活用課 吉良

    ダイヤルイン:088-821-2170
    FAX番号:088-821-2180