区  分:都市と山村の交流
タイトル:健康の森     
都道府県名:石川県 市町村名:輪島市
1 地域の概要

 輪島市は、金沢市内から北北東へ110km、能登半島の先端中央部に位置し、総面積は269平方キロメートルで、その77%が森林で占められている。
 日本海を望み、背後に丘陵を背負う地にあり、豊かな自然に恵まれ、古くから漁業や輪島塗りで栄えた町であり奥能登観光の中心地として繁栄してきた。
 健康の森は、輪島市の市街地から南へ10km、奥能登丘陵地帯の中央部に位置している。
 健康の森からは車で最寄りの輪島駅まで約20分、金沢市まで1時間50分の距離にある。
 人口は、昭和29年の市制誕生当時は、40,300人であったが、現在では、27,654人となっている。
2 事業(取組)の背景と経緯

(1)事業(取組)の背景
 森林とのふれあいを通してゆとりとうるおいを享受しつつ、さらに文化・教育的な諸活動も行えるような森林の総合利用施設の整備に対する県民の要請に応えて、県南の加賀地区に県民の森、県中央の金沢近郊には森林公園がすでに設置されており、平成3年度から県北の能登地区に、森での体験が可能となるような健康の森施設整備に着手した。
(2)事業(取組)の経緯
 健康の森は、県民の心身の健康づくりと憩いの場として、また、当該地域の農林業の振興と啓発の場として位置付け、平成3年度より特徴ある森づくりや森林レクリエーションの場として区域面積596ha、うち、施設面積63haの整備を進めている。

3 事業(取組)の概要

 輪島市三井地区に、森林を活用した県民の憩いや交流の場としての森林レクリエーション施設整備を、平成3年度からはじめ、平成6年11月に「健康の森」として開園した。その後、多様なニーズに対応できる滞在型の自然体験施設として、オートキヤンプ場、ログハウス、バーベキュー施設等の整備を進め、平成12年8月には、総合交流センターをオープンさせた。
 この健康の森には、世界の昆虫・石川県のキノコが展示されている「森林科学館」、それに炭焼きや能登和紙の紙すき体験(有料)のできる「ハウスあすなろ」などの施設があり、自然をテーマにキャンプと合わせて楽しめる。
 また、森林内での心身の開放感や満足感、林内広場での軽い運動などによるリフレッシュ効果や健康増進が図られるよう、当該地域の森林内容・地形等により、健康広場、山野草の森、カブトムシの森、野鳥の森等8つのゾーンに区分して森林の内容の充実及び付帯施設・林内歩道等の整備を進めている。

4 事業(取組)の成果(効果)

 健康の森の核として平成12年度にオープンした総合交流センターを、豊かで新鮮な農林水産物、特産品、伝統文化を生かした近隣市町村の取組のネットワーク化を図り、その中核施設として情報の一元管理及び総合案内が行える。また、自然環境の中での研修の場として総合交流センターを開放することで、当該地域の農林水産物や加工品の展示、紹介、販売により農林水産業の振興等の効果が期待でき、総じて、地域住民の所得向上と能登北部地域全体の活性化が促進されることが期待できる。
 年間の利用者数は、平成10年度は、1万5千人、12年度は2万3千人となっているが、開園後の年数が浅いことや園内が整備途上であることから入園者が少ない状況であるが、平成12年度は、県民への施設の周知と利用促進をねらいとして、親子木工教室、草木染め教室等14教室を開催し、227人が参加しており、平成13年度も継続して実施している。
5 今後の課題

 身近な自然(里山)とのふれあいの推進のフイールドとして、年間を通して四季折々の自然を楽しめるよう園内整備を進め、園内を十分に活用した体験教室の開催、及び広報活動により利用促進図る。


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