区 分:都市と山村との交流 | |||||||||||
タイトル:〜木質バイオマスを活用し資源循環型社会の実現をめざす〜 「みんなで手づくり森林発電プロジェクト」の取り組み | |||||||||||
都道府県名:滋賀県 | 市町村名:多賀町 | ||||||||||
1 地域の概要 多賀町は、滋賀県の東北部、犬上郡に属し、琵琶湖東部の彦根市を中心とした湖東地域に属しています。平成13年10月現在で人口は約8,600人です。町の東部には、霊仙山など標高1000m内外の鈴鹿山脈が連なっています。町面積の大部分を山林が占めており、スギ・ヒノキなどが美林を形成しています。 木質バイオマスを活用し、資源循環型社会の実現をめざす「みんなで手づくり森林発電プロジェクト」は、多賀町南西部の高取山ふれあい公園の施設とその周辺の森林で行われています。 |
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2 事業(取組)の背景と経緯 (1)事業(取組)の背景 滋賀県は、「環境こだわり県」として、「マザーレイク21計画」を樹立して、琵琶湖を舞台に水と人間との共生に向けて、水質改善はもとより、周辺をとりまく生態系の保全(森林の保全等)など、様々な環境保全施策の推進に努めています。 (2)事業(取組)の経緯 平成12年度から、彦根県事務所(現湖東地域振興局)が循環モデル・湖東地域森林発電活用事業(県単独事業)として、地元の方々や参集したボランティアの協力を得ながら、このプロジェクトを実施してきました。 |
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3 事業(取組)の概要
![]() ![]() 木質ガス発電装置 |
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4 事業(取組)の成果 木質バイオマスを活用するモデル事業として、県外にも紹介され普及効果は非常に大きいといえます。参加登録の数も、平成12年度末で155人(うち県外49人)でありましたが、現在、平成13年10月現在185人(うち県外75人)となっています。 |
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5 今後の課題 今後、循環型社会を構築のためには、地域エネルギーとして木質バイオマスの役割は重要でありますが、山村振興のためには、地域の林産活動と木質バイオマス利用をいかに結びつけるか、課題であります。その一つの方法として、木質バイオマス資源としての間伐材利用を今後、地域単位で検討していくことが必要であると考えられます。 |