区 分:都市住民と山村の交流 | |||||
タイトル: (世界遺産「白神山地」を観光資源とした観光施設整備) | |||||
都道府県名:青森県 | 市町村名:西目屋村 | ||||
1 地域の概要 西目屋村は、津軽地域の中心都市弘前市の西方16kmに位置し、総面積は24,658haで、その93.3%、23,008haが森林で占められ、うち89%が国有林である。 村の西側の山地は原生的なブナ林が広がる白神山地で、平成5年、鹿児島県屋久島とともに世界自然遺産に登録された。村のほぼ中央を津軽穀倉地帯の水源となっている岩木川が流れ、これに沿った県道岩崎西目屋弘前線の周辺に9つの集落が散在している。 人口は、昭和35年の5,346人を最高に、高度経済成長に伴う過疎化や昭和53年の尾太鉱山の閉山などにより減少し、平成12年には2,049人となっている。また、津軽ダム建設により350人以上が村外に移転する予定となっている。 |
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2 事業(取組)の背景と経緯 (1)事業(取組)の背景 古都弘前市から比較的近い距離にありながら、交通条件や降雪の多さから地域のポテンシャルを活かしきれないまま人口が減少していった。そのような中で、平成2年、村内の人々がブナにこだわった「ジャパン・ブナ・フェステバル」を開催し、村内国有林でブナの植樹祭を行った。その後、参加者は年々増え、人口の半数に匹敵する約1,000人が参加するようになった。 (2)事業(取組)の経緯 村には、遺産地域内の暗門の滝や目屋渓谷などの風光明媚な観光資源があるが、宿泊施設や農林産物の販売所もなく、観光客が増えても、ただの素通りでゴミだけが残される心配があった。そこで、少しでも基幹産業である農林業を観光に結び付け、観光客をできるだけ村内に留め交流人口の増加を図るため平成6年度から観光施設整備事業を実施した。 |
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3 事業(取組)の概要
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4 事業(取組)の成果(効果) |
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5 今後の課題 白神山地周辺が観光産業エリアとして定着、発展していくには、資源である自然が現状のまま保全されることが不可欠である。しかし、津軽ダム建設という新たな開発が確定しており、これを自然とマッチした違和感のないもう一つの観光資源として取り込み活用していく必要がある。 また、基幹産業である農林業が地域性をアピールした付加価値のある商品として観光と連携されることが重要であり、参加する観光、体験する観光等有効なソフトを開発し、さらなる活性化を図っていく必要がある。 |