主要木材の短期需給見通し(平成19年第1四半期及び平成19年第2四半期)の概要


 国産材(製材用丸太)[PDF:102KB]
 製材用丸太の需要(工場入荷量)は、平成19年の新設住宅着工戸数がわずかに増加するものと見込まれることなどから、平成19年第1四半期は310万m3程度(前年同期比(以下同じ。)103.7%)、平成19年第2四半期は300万m3程度(103.2%)になるものと見通される。
 米材[PDF:73KB]
(1)  丸太
 需要(港頭出荷量)は、平成19年の新設住宅着工戸数がわずかに増加するものと見込まれることなどから、平成19年第1四半期は83万m3程度(101.8%)、平成19年第2四半期は84万m3程度(89.0%)になるものと見通される。
 供給(港頭入荷量)は、米国住宅市場の減速により伐採意欲が低下するものの、対日向けの供給意欲は高まるものと見込まれることなどから、平成19年第1四半期は83万m3程度(104.8%)、平成19年第2四半期は85万m3程度(92.6%)になるものと見通される。
(2)  製材品
 需要(港頭出荷量)は、平成19年の新設住宅着工戸数がわずかに増加するものと見込まれることなどから、平成19年第1四半期は87万?程度(95.3%)、平成19年第2四半期は89万m3程度(101.5%)になるものと見通される。
 供給(通関ベース)は、需要動向を反映し、平成19年第1四半期は88万m3程度(95.3%)、平成19年第2四半期は88万m3程度(102.7%)になるものと見通される。
 欧州材(製材品)[PDF:73KB]
 供給(通関ベース)は、集成材用ラミナとしての需要が堅調と見込まれるものの、欧州域内の好況やユーロ高による産地価格の上昇など供給にタイト感がみられることなどから、平成19年第1四半期は70万m3程度(93.7%)、平成19年第2四半期は70万m3程度(91.2%)になるものと見通される。
 南洋材[PDF:71KB]
(1)  丸太
 製材用丸太の需要(港頭出荷量)は、資源的制約や合板用丸太との競合などから縮小するものと見込まれ、平成19年第1四半期は3万m3程度(90.7%)、平成19年第2四半期は3万m3程度(93.7%)になるものと見通される。
 また、合板用丸太の需要は、原木手当の意欲は高いものの、産地価格の上昇などから、平成19年第1四半期は29万m3程度(94.5%)、平成19年第2四半期は29万m3程度(102.0%)になるものと見通される。
 一方、製材用、合板用を合わせた丸太の供給(港頭入荷量)は、需要動向を反映し、平成19年第1四半期は29万m3程度(104.4%)、平成19年第2四半期は31万m3程度(99.1%)になるものと見通される。
(2)  製材品
 需要(港頭出荷量)は、産地価格の上昇や需要が梱包材などに限られていることなどから、平成19年第1四半期は12万m3程度(100.0%)、平成19年第2四半期は13万m3程度(92.0%)になるものと見通される。
 供給(通関ベース)は、需要動向を反映し、平成19年第1四半期は12万m3程度(99.1%)、平成19年第2四半期は13万m3程度(95.9%)になるものと見通される。
 北洋材[PDF:63KB]
(1)  丸太
 需要(港頭出荷量)は、針葉樹化が進む合板原料として堅調な需要があることなどから、平成19年第1四半期は120万m3(99.9%)、平成19年第2四半期は130万m3程度(100.5%)になるものと見通される。
 供給(港頭入荷量)は、中国などからの引合いが強いことや産地価格の上昇など供給にタイト感みられることなどから、平成19年第1四半期は110万m3程度(81.3%)、平成19年第2四半期は130万m3程度(89.9%)になるものと見通される。
(2)  製材品
 供給(港頭入荷量)は、現地の製品輸出指向の高まりなどから、平成19年第1四半期は25万m3程度(103.4%)、平成19年第2四半期は28万m3程度(97.3%)になるものと見通される。
 ニュージーランド・チリ材[PDF:64KB]
(1)  丸太
 需要(港頭出荷量)は、梱包及びパレット向け需要が堅調であり、合板向け需要が見込まれることなどから、平成19年第1四半期は20万m3程度(123.5%)、平成19年第2四半期は22万m3程度(89.8%)になるものと見通される。
 供給(港頭入荷量)は、需要動向を反映し、平成19年第1四半期は20万m3程度(98.7%)、平成19年第2四半期は22万m3程度(109.9%)になるものと見通される。
(2)  製材品
 需要(港頭出荷量)は、梱包及びパレット向け需要が堅調と見込まれることなどから、平成19年第1四半期は10万m3程度(106.4%)、平成19年第2四半期は11万m3程度(101.9%)になるものと見通される。
 供給(港頭入荷量)は、需要動向を反映し、平成19年第1四半期は9万m3程度(129.9%)、平成19年第2四半期は13万m3程度(96.3%)になるものと見通される。
 合板[PDF:76KB]
 国内製造合板と輸入合板を合わせた総需要量は、平成19年の新設住宅着工戸数がわずかに増加するものと見込まれることなどから、平成19年第1四半期は194万m3程度(99.1%)、平成19年第2四半期は200万m3程度(96.1%)になるものと見通される。
  輸入合板の供給量は、需要動向を反映し、平成19年第1四半期は123万m3程度(104.0%)、平成19年第2四半期は120万m3程度(106.0%)になるものと見通される。
  国内製造合板の供給量は、需要動向を反映し、平成19年第1四半期は80万m3程度(102.3%)、平成19年第2四半期は81万m3程度(100.1%)になるものと見通される。
 構造用集成材[PDF:66KB]
 輸入集成材の供給量は、国内需要は堅調であるものの、欧州域内の好景気による産地価格の値上がりや為替がユーロ高となっていることなどから、平成19年第1四半期は18万m3程度(105.2%)、為替等により供給にタイト感がみられることなどから、平成19年第2四半期は18万m3程度(86.1%)になるものと見通される。
 また、国内製造集成材の供給量は、集成材用ラミナ製品がコスト高となっているものの、堅調な需要動向を反映し、平成19年第1四半期は35万m3程度(105.4%)、平成19年第2四半期は37万m3程度(104.6%)になるものと見通される。


   

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