プレスリリース
平成17年3月14日
林    野    庁

第7回「適切な森林管理に向けた林業経営のあり方に関する検討会」の議事概要について

1.日時  平成17年3月11日(金)13時00分〜15時00分

2.場所  農林水産省共用会議室D
3.出席者
鶴座長、梶原委員、佐藤委員、中武委員、滑志田委員、藤生委員、池谷委員、山田委員
4.委員の主な発言内容

○どのような材を生産するか明確な販売戦略を持って施業計画を作成することが重要である。

○小規模ロットの生産に対して、原木市場は一定の機能を果たしているが、大規模ロットの生産に対してはこれまでと異なる役割が求められる。

○林業経営で安定的に収入を確保していくには、木材だけでなく特用林産物の生産など経営の多角化も重要である。

○コスト削減には、森林の育成から製材品の販売まで地域の林業・木材産業に関わる者すべてが一体となり利益が分配されるような取組が重要である。

○林業経営を継続していくためには、次代を担う人材が不可欠であり、これらの人材の確保・育成が重要である。

○これからの林業経営には林業普及指導事業が非常に重要な役割を果たすと考えられる。

○住宅建設事情にも精通し、地域の林業・木材産業のあるべき姿を総合的にコーディネートできる指導者等の人材を育成することが重要である。

○日本の森林は荒廃しているものばかりではなく、美しい森も育っていることを国民に理解してもらうことが重要である。

○森林の育成には長い期間が必要であり、林業経営が長期に渡って適切に継続されるように施策を展開してほしい。

○兼業林家の中には積極的に施業を行っている者とそうでない者がいるので、それぞれ区分して対応策を考えていく必要がある。

○施業・経営の集約化はこれまでも取り組まれてきた課題であるが、一層の推進方策を講じていくことが必要ではないか。

5.その他 次回検討会は4月に開催予定
問い合わせ先
 林野庁林政部経営課  担当者 井上 晋
 電話 代表:03(3502)8111(内6115) 直通:03(3501)3810

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