平成16年9月7日
林   野   庁

第4回「適切な森林管理に向けた林業経営のあり方に関する検討会」の議事概要について

1.日時  平成16年9月6日(月)13時00分〜15時15分

2.場所  林野庁林政部会議室

3.出席者

  鶴座長、梶原委員、佐藤委員、中武委員、滑志田委員、藤生委員、池谷委員、山田委員

4.委員の主な発言内容

○森林組合は地域における若手労働者の就業先として重要。
○統計では林業経営の中で雇用労働力から自家労働力にシフトしている動きがあり、このような経営をどう伸ばして安定化していくかが課題。
○山村と都市の交流は重要であり、コスト削減一辺倒だけでなく、木を使っていただく人々との繋がりを大切にした経営のあり方を考えていくことが必要。
○今、経営として成り立っている林家は、高齢級の資源が多い、既に林道の整備が進んでいる等、過去の投資、努力によるところが大きく、現在の個人の努力ではどうしようもない部分があるのではないか。
○小規模な森林所有者でも意欲的に施業を行っている者がおり、このような者を政策的に今後どのように位置づけ、支援していくかという視点も重要。
○これまで林業をやっていなかった者の中にも、新たに森林を取得し、林業を始めてみたいと思っている者がいる。これらの者を政策的に位置づけ、支援することも重要。
○効率的かつ安定的な林業経営を担い得るような大規模専業林家は日本の林業の一部しか担っておらず、政策的には大きな割合を占める小規模森林所有者の経営をどうしていくかが重要ではないか。
○意欲を持って林業を行っている林家は地域林業の重要な担い手であり、育成していくことが必要。
○がんばっている林家の姿を紹介していくことは重要。これを見て林家は希望を持って林業に取り組むことができる。
○農業と兼業していて、冬季の収入を間伐によって確保している林家などの場合もあり、専業的な林家だけでなく、他の経営形態の林家についてもそれぞれの地域においてどのような機能を果たしているか整理する必要がある。
問い合わせ先
 林野庁林政部経営課
 担当者 井上  晋(内線6115)
 電話  03(3502)8111(代表)
      03(3501)3810(直通)

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