平成16年9月6日
林   野   庁
アジア森林パートナーシップ(AFP)の強化を図るための地域ワークショップの結果概要について
1.8月30日から9月1日にかけて、インドネシア共和国のジョグジャカルタにおいて、インドネシア林業省の主催、国際熱帯木材機関(ITTO)の後援で、「アジア森林パートナーシップ(AFP)の強化を図るための地域ワークショップ」が開催された。

2.このワークショップには、アジア・欧米・アフリカ諸国17ヵ国、4国際機関をはじめ、多数のNGO(非政府組織)・研究機関・産業界等から約150名の参加があった。我が国からは、市川一朗農林水産副大臣、松岡利勝衆議院議員、松下忠洋衆議院議員、田野瀬良太郎衆議院議員、西川京子衆議院議員が、また、林野庁からは黒木次長の他4名、さらに農林水産省、外務省、環境省、そのほか研究機関、産業界やNGO等からも出席した。

3.今回のワークショップの主な成果
(1)本件ワークショップの開会式において市川農林水産副大臣による挨拶及び松岡議員による基調講演が行われ、我が国のAFPを通じた持続可能な森林経営への取組及び違法伐採問題に対する取組等が紹介された。
(2)コンゴ流域森林パートナーシップ等の取組が紹介されたほか、AFPの組織機構の強化等に関する活発な議論が行われ、アジア地域内の他の様々な取組との協調・連携、産業界など新たなパートナーの参加の促進などに取り組むべきことが合意された。
(3)AFPの主要課題である違法伐採対策、森林火災予防、荒廃地の復旧及び再植林の分野に関する活発な議論が行われた。とりわけ違法伐採対策分野においては、AFP第3回実施促進会合(平成15年11月)を受けて一部のパートナーにより実施され始めている作業計画(合法性の基準の検討、既存の違法伐採対策イニシアチブ間の調和、税関当局間の協力の促進等)に関する進捗状況が報告されたほか、AFP第4回実施促進会合に向けて、AFPとしての具体的行動を一層促進していくべきことが合意された。
(4)我が国から12月8日から10日にかけて東京でAFP第4回実施促進会合を開催することを提案し、多くの出席者から、同会合での討議を経て、AFPの活動が一層強化・促進されることへの期待が表明された。
問い合わせ先: 林野庁計画課海外林業協力室 今泉・山之内
             TEL:03-3591-8449 (直通)、03-3502-8111 (内線6212)
           林野庁木材課木材貿易対策室 大沼
              TEL: 03-3502-7830 (直通)、03-3502-8111(内線6186)

林野庁トップページへ