プレスリリース
平成16年8月5日
林   野   庁

平成16年度第4回緑資源幹線林道事業期中評価委員会の議事概要について

1 日  時 平成16年8月4日(水)14:00〜

2 場  所 砂防会館

3 議  題
 @ 項目別取りまとめ表について
 A 期中評価結果(案)について 他

4 議事概要

 今回の委員会では、第3回の期中評価委員会において委員から指摘や質問のあった事項等について、事務局から追加説明するとともに、費用対効果分析を試行した結果等について説明しました。
 引き続き、委員の意見を取りまとめる「項目別取りまとめ表」及び委員会の結論である「期中評価結果」案を事務局から提示し、説明を行いました。

これに対し、委員から、
@林道整備の効果としては、貨幣化が困難な部分があり、それらをどのように評価していくかが長期的な課題ではないか。
A飯豊・檜枝岐線 山都区間の「項目別取りまとめ表」のコスト縮減への取組にあるトンネル化に関する記述は、表現に工夫の余地があるのではないか。
などの意見がありました。

 質疑応答の結果、項目別取りまとめ表については、上記Aの意見を踏まえ、必要な修正を行うことを条件に了承されました。
 また、期中評価結果については、指摘事項と対処方針や項目別取りまとめ表に関する議論を踏まえ、
@「滝雄・厚和線 滝上・白滝区間」、「同白滝・丸瀬布区間」、「飯豊・檜枝岐線 山都区間」及び「宇目・須木線 日之影・南郷区間」については、事業を継続することが適当
A「置戸・阿寒線 足寄・阿寒区間」については、事業を継続することが適当であり、隣接地域での貴重動植物の情報を収集しつつ環境保全に配慮すること
B「飯豊・檜枝岐線 一の木区間」、「同新鶴・柳津区間」、「同田島・舘岩区間」「若桜・江府線 用瀬・三朝区間」、「同三朝区間」、「日吉・松野線」及び「宇目・小国線 宇目区間」については、事業を継続することが適当であり、引き続き稀少猛禽類のモニタリング調査に基づき、環境保全に配慮して事業を実施すること
C「高山・大山線 有峰区間」については、事業を継続することが適当であり、景観の維持など環境保全に配慮して事業を実施すること
D「小田・池川線」については、小田深山地区については、既設の公道を利用して延長を短縮するとともに、景観等が優れた渓流沿いの部分の線形を変更し、既設林道の改良や事業費縮減に資するトンネル化により、事業費の縮減や自然環境への負荷の低減等を図ることが適当。また、環境調査及び稀少猛禽類のモニタリング調査に基づき、環境保全に配慮して事業を実施すること
E「宇目・須木線 西米良・須木区間」については、起終点の位置を変更し、既設の公道を活用して延長を短縮するとともに、西米良村内については、路網整備が必要な森林と集落を効果的に結ぶよう線形を変更し、幅員を7mから5mに縮小することにより、事業効果の早期発現や自然環境への負荷の低減等を図ることが適当。また、環境調査及び稀少猛禽類のモニタリング調査に基づき、環境保全に配慮して事業を実施すること
とされました。

 これらの意見等を踏まえて、事務局で早急に「期中評価結果」等の最終案を作成し、委員の了解を得た上で公表することとなりました。
 林野庁としては、今回の委員会の取りまとめ結果を踏まえ、最終的な期中評価結果を決定し、本年8月末までに公表する予定です。
議事録[PDF]
問合せ先
林野庁森林整備部整備課 瀬戸、飯田
TEL 03-3502-8111(代表)内線6251、6254
   03-3581-1032(直通)

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