平成16年6月28日
林    野     庁

林政審議会施策部会の概要について

1 日  時  平成16年6月25日(金) 13:30〜15:00
2 場  所  経済産業省別館 各省庁共用会議室
3 議  題  平成16年度森林・林業白書の検討について
4 概  要
○平成16年度森林・林業白書の検討に当たって、取り上げるべき事項や今後求められる施策について意見交換が行われた。

○委員からは、
・国産材の利用推進のためには、需要喚起が必要である。これを白書で取り組むとしたらどのような記述が可能なのか、検討が必要である。
・林業経営が成り立ってこそ、豊かな森林ができるといった内容がもっとあっても良いのではないか。
・木材利用を支える林業、木材産業に携わる方々の記述が必要になっているのではないか。
・地球温暖化と森林、木材の関係については、科学的な説明が不足しているのではないか。
・温暖化問題に対する森林の働きに関して整理し、国産材の利用が温暖化対策に寄与することも国民に対して分かるように説明することが重要である。
・木材利用の推進には、国内林業の活性化を如何にすべきかが課題であり、16年度白書で分析すべきではないか。
・木材は国際競争の中にあり、白書で海外の林業との比較を行うことで、林業関係者も世界的な視点で考えられるようになるのではないか。
・農林水産省では安全・安心がテーマになっており、森林・林業についても安全・安心に寄与していることをアピールすべき
・我が国最大の林業経営体は国有林である。国有林の改革の推進について、そろそろ説明責任が必要ではないか。
・治山や防災などの森林が果たしている役割について、もっと記述する必要があるのではないか。

等の意見があった。

○これらの意見を参考にしつつ、林野庁において平成16年度の森林・林業白書の構成や記述内容について検討を進めてほしい旨、議論が集約された。
問い合わせ先
林野庁企画課 関口・牧野
電話(代)03-3502-8111 (内6084,6086)
   (直)03-3593-6115

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