平成15年4月23日
林 野 庁第5回大規模林道事業の整備のあり方検討委員会の議事概要について 1 日 時 平成15年4月22日(火)13:30〜17:00
2 場 所 砂防会館「穂高」
3 議 題
@ 建設予定区間の区間別指摘事項と現状等について
A 建設予定区間の状況について
B 地元等意見聴取等の実施概要(案)について4 議事概要
今回の委員会では、はじめに、第4回委員会において審議を行った富山県、鳥取県、島根県及び広島県内の6区間(注1)などに関し、委員から指摘や質問のあった事項について、事務局から現状、対処方針等を説明しました。
(注1) 上市・立山、美山・板取、若桜・智頭、匹見・美都、美土里、庄原・三和の各区間。
つぎに、20区間ある建設予定区間のうち、広島県、愛媛県及び高知県内の5区間(注2)について、@区間の概要、A関連公共施設等の整備状況、B森林・林業情勢、農山村の状況及び社会経済情勢、C事業の必要性、事業コスト等について事務局から説明しました。
(注2) 吉和、鬼が城・薬師谷、八面山・稲が窪、田ノ川・古尾、大正・東津野の各区間
これに対し、委員から、
@ 吉和区間については、高速道路と並行しており、高速道路が通行止めとなった時のう回路として活用できるのではないか。また、森林の総合利用に活用できるのではないか。さらに、天然林の占める割合が高く、どのような施業が行われるのか留意する必要があるのではないか。
A 鬼が城・薬師谷区間及び八面山・稲が窪区間については、一部をトンネル化して延長を短縮したり、既設林道を活用することにより建設コストを低減することができるのではないか。
B 田ノ川・古尾区間及び大正・東津野区間と、「清流四万十川総合プラン21」との関係はどのようになっているのか。などの意見・質問がありました。
今回は、事務局からの説明が中心となり、各区間とも第6回以降の委員会で引き続き検討することになりました。
つぎに、地元等意見聴取、書面による意見の募集及び現地調査の具体的な実施概要について、前回の委員会における議論を踏まえ事務局が再度作成したたたき台に基づき説明しました。
これについて、委員から、
@ 意見聴取に当たっては、地元の森林所有者や、青年会議所に所属する若い人たちの意見を聞くべきである。
A 書面による意見の募集は、建設予定区間の概要や委員の主な意見を示したうえで行うべきである。
B 書面による意見の募集については、早めに実施し、その内容をみたうえで意見聴取、現地調査を行うべきである。
C 地元等意見聴取及び現地調査については、北海道、東北、中部、中国及び四国の各地域ごとに実施するのが適当ではないか。 などの意見がありました。この結果、
@ 地元等意見聴取及び現地調査については、上記の各地域ごとに実施することとし、具体的な日程案については事務局が作成する。
A 書面による意見の募集については、事務局が建設予定区間の概要や主な意見について取りまとめた資料を作成し、次回の委員会において検討、修正を行ったうえで、募集時にはこれを示してできるだけ早い時期に実施する。ことになり、次回の委員会において引き続き検討することになりました。
問合せ先
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