平成15年3月21日
林    野    庁

「水と森林円卓会議」について

1 概要

 WSSDなど各種環境に関する会議等において、森林は水と並んで大きなテーマの一つとなっている。
 また、我が国においては森林の水源かん養機能等水と森林の関係について広く知られており、様々な場で議論が行われているが、世界的に見ると森林の問題と水の問題はそれぞれ別の場で議論されている状況にある。
 このため、第3回世界水フォーラムの日本開催に際して、閣僚級国際会議に先立ち、フォーラムにおける分科会の成果を踏まえて、閣僚等森林関係者と水関係者の「水と森林」についての共通認識を醸成するため、「水と森林円卓会議」を開催した。
 水と森林円卓会議では、各国や国際機関、森林と水に関係する分科会の代表者、地元代表等から取り組み事例等の発表等が行われた。さらに、それらの発表等を踏まえた議論が活発に行われた後、円卓会議の宣言文案についての意見交換を行った。
 その結果、提案された意見等を踏まえ宣言文の修正を行うこととされた。修正された宣言文は別紙(和文英文)のとおりである。

2 主催:林野庁

3 日時:2003年3月21日(金) 9:30〜13:00

4 会場:滋賀県大津市 大津プリンスホテル 比良の間

5 参加者

(1) 日本の行政関係者

加藤鐵夫 林野庁長官
国松善次 滋賀県知事
藤田市治 滋賀県木之本町長

(2) 海外の行政関係者

リカルド・アンギソーラ パナマ環境庁長官
マーサ・カルア ケニア水資源管理・開発大臣
チャンディ・シュレッサ ネパール森林・土壌保全省次官
石川竹一 国際熱帯木材機関(ITTO)事務局次長
ハリー・デネッケ 国連食糧農業機関(FAO)水利及び持続可能性分野長

(3) 学識経験者等

ボ・ダイ・ハイ ベトナム国立森林科学研究所副所長
廣居忠量 独立行政法人森林総合研究所理事長
鈴木信毅 国際協力事業団理事
伴 次雄 緑資源公団理事長
田島卓明 滋賀森林インストラクター会会長

(4) 水フォーラム関係者

今村奈良臣 第3回世界水フォーラム運営委員(東京大学名誉教授)
太田猛彦 水と森林分科会代表(東京大学大学院教授)
神田憲二 CEOパネル代表(王子製紙株式会社原材料本部副本部長)
サントシュ・ゴーシュ アジアの大都市のための水分科会代表(インド建築環境センター所長)
中西麻美 水はめぐる森・川・海・空分科会代表(京都大学大学院助手)

6 出席者数:円卓席18名 フロア席約130名 合計約150名

参考:「水と森林分科会」開催   

林野庁森林整備部治山課
  水源地治山対策室
   担当:馬場、川口
   電話:03-3502-8111
     (内線6298,6299)


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