平成14年8月27日
林野庁

ドイツのベルカ工場の構造用集成材の格付に関するJAS法違反等について

1 農林水産省総合食料局は、構造用集成材に係るJAS法違反等について、本日公表しました。(別添参照

2 公表の概要は、次のとおりです。

(1)未格付製品に対するJASマーク貼付(JAS法第18条第1項違反)
JASの認定工場であるドイツのアントン・ヘッゲンシュタレル・ベルカ有限責任会社工場(以下、ベルカ工場という。)が、農林水産大臣に使用を届け出ていない接着剤(水性高分子イソシアネート系樹脂。届け出されていれば使用可の接着剤)を用いて構造用集成材を製造し、JASの登録格付機関((財)日本合板検査会)の格付の検査を受けずに、JASマークを貼付して平成13年6月から平成14年6月まで、日本に出荷。

(2)はく離
調査の過程で、当初の報告を含め2件(56本)の集成材にはく離が発生したことが判明。はく離の原因については、現地調査でも未判明。

3 林野庁の対応

(1)農林水産省総合食料局長との連名で、ベルカ工場及び輸入業者等(8社)に対して次の要請を本日行いました。
・はく離が生じた集成材の生産流通の実態とその原因の究明。その結果に基づく必要な対策(流通経路の確認と利用者に対する情報提供等)の実施
・利用者等からの問い合わせ、相談等に対する適切かつ誠実な対応

(2)今回の措置の内容等について、都道府県及び関係団体へ通知

(問い合わせ先)
 林野庁林政部木材課 
 代表:03-3502-8111(内線6163,6164)
 直通:03-3502-8062
 担当:佐藤、門田、後藤
 


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