割箸の９割強が中国等からの輸入品で占められています。製材残材や間伐材等を有効利用して作られた製品が、大学生協やコンビニエンスストアで利用されるなど国産品が見直されはじめています。

１　間伐材を使用した割箸（事例）

・実施主体：社会福祉法人 池田博愛会（知的障害者通所授産施設「セルプ箸蔵」）

・所　　在：徳島県三好郡池田町州津字井関1104-11

・施設整備：平成１２年度に中央競馬馬主協会社会福祉財団助成金を活用して、
工場棟、機械類を整備

・生産能力：８００万膳／年（平成１３年度は４００万膳／年を予定）

・出荷先：全国大学生活協同組合連合会へ出荷（全国の大学生協食堂約７０店舗で使用）

・原材料の仕入先：山城町森林組合及び地元製材工場

２　国産材を使用した割箸生産工場（事例）

�@株式会社「シースワロー」

・所　　在：三重県熊野市飛鳥町佐渡４３０

・生産能力：１，０００万膳／年

・出 荷 先：ファミリーレストラン、コンビニエンスストア等

・原料の仕入先：奈良県、三重県、和歌山県の製材所（約１００社）

�A株式会社「あすか」

・所　　在：愛媛県東宇和郡野村町大字阿下５−６７７

・生産能力：２，０００万膳／年

・出 荷 先：四国内のコンビニエンスストア

・原料の仕入先：四国内の製材所

注）我が国では、１年間に割箸は約２５０億膳が使用されており、木材の使用量に換算すると４５万ｍ^３程度とされています。 　

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