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近畿中国森林管理局

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    作成日:令和2年3月17日

    担当:森林整備部技術普及課

    令和元年度 技術力維持・向上対策研修(実践研修)近畿中国ブロック


      林野庁では、市町村への指導・助言等の役割を担う森林総合監理士をはじめとする技術者の技術水準の維持・向上を図ることを目的として、全国6ブロックにおいて、地方自治体、国及び林業事業体等を対象に「実践研修」を開催しています。
      研修のテーマは、各地域における課題やニーズ等を踏まえて、ブロック毎に設定しています。

      令和元年度の近畿中国ブロック実践研修は、「一斉人工造林地における地位区分に応じた森林施業」をテーマに3日間の日程で開催しました。

    期     間 :令和元年1029日(火曜日)~1031日(木曜日)

    会     場 :近畿中国森林管理局 森林技術・支援センター会議室(岡山県新見市)

                   古谷(ふるや)国有林527林班(岡山県新見市)

    受 講 生 :府県職員(7名)、近畿中国森林管理局職員(6名)、造林公社職員(2名)

    研修内容:1日目

    【講義】
        1) 今後の森林づくりの考え方について
        2) 多様な森林づくりの構想について

    【グループ演習】
       現地検討前のうちあわせ、机上調査

    2日目

    【現地検討】
        1) 一斉人工造林地における今後の森林施業(地位等の森林の状況の調査)
        2) 天然力を活用した森林づくり(天然生広葉樹の活用事例の調査)

    【グループ演習】
        現地検討結果を踏まえて、「一斉人工造林地における今後の森林施業」をテーマとして、目標林型等について検討し、発表をとりまとめ

    3日目
    【グループ演習】
    「一斉人工造林地における今後の森林施業」をテーマに発表・意見交換

    概要:

    1日目】

      開講式の後、受講生の緊張を解くためのアイスブレイクや研修の趣旨・内容のガイダンス等を行いました。
      その後、「今後の森林づくりの考え方について」(近畿中国森林管理局計画課)と「多様な森林づくりの構想について」(森林総合研究所)の2つの講義を受けていただきました。
      残りの時間は、3班に分かれて、明日の現地検討に向けた打ち合わせや机上調査です。


    1外部講師による講義 22日目に備えて机上調査

    2日目】

      朝から古谷国有林での現地検討に出発。午前中は、40haの一斉人工造林地について地位等に応じて今後の森林施業を検討することを目的に、グループ単位での踏査を行っていただきました。昼食を挟み、午後は、天然発生した広葉樹を活用することで植栽本数を低減している林分の踏査です。
      その後、森林技術・支援センターに戻り、グループごとに「一斉人工造林地における今後の森林施業」をテーマとして討議や発表のとりまとめを行っていただきました。


    3地位等の林況を踏査 4グループ毎に熱く討論

     




    3日目】


      最終日は、各班からの発表と意見交換です。講師も含め参加者間で活発に意見が交わされました。講師等による講評の後、3日間の研修を終了しました。

    5
    発表前の模擬練習
    6
    グループ演習:発表


     
    受講生からは、「現地検討の際に天然林化の実情や考え方を聞けたことが勉強になった」、「人や所属によって計画づくりの考え方が違うことがわかり、とても勉強になった」、「班員と一緒に森づくりを考えるのは楽しく、有意義だった」、「今後の業務に活かしていきたい」等の感想が聞かれました。

    お問合せ先

    森林整備部技術普及課
    担当者:企画官(民有林連携)
    代表者:06-6881-3500(内線3524)
    ダイヤルイン:050-3160-6786