ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 京都大阪森林管理事務所 > 「京都伝統文化の森推進協議会」が平成22年度総会を開催


ここから本文です。

2010年7月8日

「京都伝統文化の森推進協議会」が平成22年度総会を開催

7月2日(金曜日)に、ホテルルビノ京都堀川において、平成22年度の「京都伝統文化の森推進協議会」総会が開催されました。「京都伝統文化の森推進協議会」は、京都東山の国有林(約190ha)を対象に、広範な関係者の参加を通じて、東山国有林の文化的価値につき情報発信を行うとともに、外部資金の導入を図りつつ、森林整備・景観対策を実施することを目的として、平成19年12月に設立されました。
当日は、協議会の顧問である本村裕三近畿中国森林管理局長をはじめとして、山折哲雄会長ほか17名の委員が出席しました。当所からは、福田所長が「相談役」として出席しました。
総会では、まず、山折会長より開会の挨拶があった後、来賓を代表して、本村局長より、国有林野事業では、国有林を国民に開かれた「国民の森林」とすべく、様々な関係者との連携を進めている。「京都伝統文化の森推進協議会」は、東山の国有林を舞台として、地域の皆様の主体的な参加により、森林の整備と森林の有する文化的価値の発信を進めて頂く取組であり、「国民の森林・国有林」という理念を実現するためにも、有意義なものであると考えている、本日の審議を踏まえて、今年度も、「京都伝統文化の森推進協議会」の活動が更に活発なものとなることを期待する旨祝辞を述べました。続いて、本年度より副会長に就任した鎌田東二京都大学こころの未来研究センター教授より、就任挨拶があり、法螺貝の鳴奏も行われました。

その後、山折会長の議事進行により、「平成21年度事業実績報告及び収支決算報告」ほか3つの議題について審議が行われました。審議に当たっては、委員より、「これまで、モデル事業として林相改善事業を実施してきたが、既に協議会設立から2年が経過したことから、森林づくりの具体的な方向性を打ち出すべき」「専門委員会では、必ずしも、東山の森林づくりの方針について結論が出ている訳ではない」「まずできることから始めてきたのが、この2年間であり、森林づくりの方向性を検討するのは、これからの課題」などの発言がありました。審議の結果、本年度は、各委員からの発言を踏まえつつ具体的な取組を進めることを条件として、議案が採択されました。

 

伝統文化総会

総会の様子

 

最後に、福田所長より、昨年度開催した「嵐山国有林の取扱に関する意見交換会」について説明を行いました。説明の中では、今後、東山における中期的な計画を策定する際には、嵐山での議論プロセスで得た知見も踏まえて、積極的に協力したい旨述べました。
当所では、今後とも、京都市と連携しつつ、「京都伝統文化の森推進協議会」の活動を支援していく方針です。

お問い合わせ先

京都大阪森林管理事務所 
ダイヤルイン:075-414-9822
FAX:075-432-2375

森林管理局の案内

リンク集