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更新日:2013年7月5日

衣笠山国有林で森林教室を開催 

 平成25年6月17日(月曜日)、衣笠山国有林において京都市立翔鸞小学校5年生(1クラス26名)、6年生(2クラス44名)の児童を対象とした「森林教室」を開催しました。

 今回は、前2回で冬と春の衣笠山を体験した6年生が、初めて衣笠山を訪れる5年生を案内するという企画です。当日は、協力ボランティアとして京都森林インストラクター会から6名、翔鸞小学校から引率の先生5名、箕面森林ふれあい推進センターから瀧岡自然再生指導官、当所から遠藤森林整備官・大槻地域技術官がスタッフとして参加しました。

 冬と春を体験した6年生は、「冬に青空が見えていた落葉樹林が春には若葉が茂っていた、その木のおかげで夏は日差しがさえぎられて涼しいんだ、木に感謝!」とか、「当たり前のことだけれど、冬と春では咲く花も生える芽も存在を感じる虫や動物も地面の上のものも違うことがわかった。」という感想を聞かせてくれ、「冬と春の体験で芽生えた自然へのワクワク感を、5年生の人たちにも知ってもらいたい!」という決意のもと、第3回「森林教室」に向けて、資料作成、発表練習など、一生懸命取り組みました。

 開会にあたり、京都森林インストラクター会の篠部会長より、本日の目的と注意事項の説明を受け、5年生2名6年生2名計4名を1グループとして、順次衣笠山一周コースに出発しました。3グループ毎に森林インストラクターが補助につき、途中6箇所に詳細説明・クイズポイント(ナラ枯れ、分解者としてのキノコ、松枯れ、国有林境界標、食物連鎖、人工林)を設けて、6年生3名ずつが待機しました。

 案内役のこどもたちは、常緑樹、落葉樹、モチツツジ、萌芽更新、ミツバツツジ、ネズミサシ、ナツハゼ等、出会う対象物について、自分の言葉で説明し、学んだ成果を発揮していました。また、ポイントのこどもたちは、絵と文字でわかりやすく説明を書いた大きな紙を持参し、クイズも交えて、5年生の興味を引き込んでいました。

 また山頂では、遠藤森林整備官から、「国有林境界標を学んで下さった皆さん、これから国内旅行をされた時に「山」の文字の標識を見つけたら、「国有林」を思い出して下さい。」と国有林の楽しみ方を紹介しました。

 下山後の振り返りでは、6年生からは、「うまく発表することが出来て良かった。」「緊張したけど、やって良かった。」「静かに聴いてくれない時は、残念だった。」5年生からは、「6年生の説明がわかりやすくて良かった。」などの感想がありました。振り返りの最後に、5年生が6年生へお礼の拍手をした時の6年生の嬉しそうな恥ずかしそうな顔が印象的でした。

 最後に瀧岡自然再生指導官より「6年生がしっかり5年生を案内してくれました。」と6年生へのねぎらいの言葉がかけられ、小学校の先生からは「今回の森林教室のためにスタッフの方は何回も下見や打ち合わせをしておられます。感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。」とスタッフへのお礼を述べられ、閉会しました。

 

植物を観察する生徒達 きのこの役割を説明する生徒達

植物を観察する生徒達

きのこの役割を説明する生徒達

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