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更新日:2012年2月20日
2月16日(木曜日)に、衣笠山国有林「きぬかけの森」において、京都森林インストラクター会の主催により、金閣寺小学校4年生98名を対象とする森林体験学習会が開催されました。今回の体験学習では昨年3月に取り付けた巣箱の取り外し作業と、植樹体験を行いました。当所からは、外山所長と此村森林官と斉藤係員の3名が参加しました。
まず、金閣寺小学校の体育館において、外山所長より開会の挨拶を行うとともに、京都森林インストラクター会と金閣寺小学校の先生方に対し、森林体験学習会10周年のお礼の言葉を述べました。
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挨拶する外山所長 |
挨拶する篠部京都森林インストラクター会会長 |
次に、京都森林インストラクター会の講師から「昨年3月に取り付けた巣箱の結果報告、野鳥の役割、衣笠山の森と人とのつながり」などについて説明がありました。説明の途中に野鳥の生態に関する三択クイズなどもあり、児童たちは楽しそうに参加していました。
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京都森林インストラクター講師による説明 |
三択クイズに元気よく手を挙げる生徒 |
続いて、衣笠山国有林内の植樹箇所に移動し、クラスごとに分かれてエゴノキ外8種(計20本)のポット苗の植樹体験を行いました。ポット苗は、根がポット内でがっちりと固まっており、児童たちは根をほぐす作業に手こずっていました。
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記念植樹に取り組む生徒 |
記念植樹に取り組む生徒 |
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記念植樹に取り組む生徒 |
クラスごとに記念標柱を設置 |
巣箱の取り外しでは、班ごとに1年前に自分たちが設置した巣箱をはずして学校に持ち帰りました。巣箱には、クモの巣、昆虫の卵などが入っているものもあり、ふたを開ける度に、児童たちの歓声が森の中に響いていました。
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巣箱外しの説明を聞く生徒 |
巣箱外しに取り組む生徒 |
金閣寺小学校の体育館に戻り、京都森林インストラクター会の講師から植えた樹木の説明が行われました。
児童たちからは、「目的のシジュウカラは入っていなかったが、違う色々な生き物が入っていたのでよかった」「巣箱の中にクモの巣が張っていたので、クモが生活していたと思う。設置した巣箱がクモの役に立ってよかった」「巣箱は野鳥以外の生き物にも役に立つことが知れてよかった」などの感想がありました。
※衣笠山国有林は、京都大阪森林管理事務所と金閣寺小学校が森林環境教育活動への利用を目的として協定を締結した「遊々の森」で、京都森林インストラクター会に活動の指導が委嘱されています。 |
京都大阪森林管理事務所
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