ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 京都大阪森林管理事務所 > JICA研修『イラン「森林・草地管理コース」』の研修生が箕面国有林を来訪
更新日:2012年2月6日
2月2日(木曜日)に、JICAによる『平成23年度イラン「森林・草地管理コース」』」の一環として、研修生4名が箕面国有林【自然休養林】(箕面市箕面)を来訪しました。 当所からは、片山上席調整官と岡本箕面森林官が対応しました。
当日は、あいにく降雪のため、先に箕面国有林(勝尾寺園地、オオクワガタの棲める森づくり(エキスポ'90みのお記念の森))を見学した後、箕面ビジターセンター(大阪府) をお借りして、片山上席調整官より、箕面国有林の概要、都市近郊林の特徴と地域連携について説明を行いました(※説明資料(PDF:573KB))。
まず、勝尾寺園地では、国有林の管理(境界標)、勝尾寺園地の目的や整備状況について、説明しました。特に、エコトイレのシステムについて熱心に聞いていました。
境界管理について説明の様子 エコトイレについて説明の様子
次に、エキスポ'90みのお記念の森に移動し、「オオクワガタの棲める森づくり」について、目的や整備状況について、説明しました。
オオクワガタの棲める森づくり見学の様子 降雪の中展望台で記念撮影
その後、箕面ビジターセンターに移動して、箕面国有林の概要等について説明しました。イランでは、10万ヘクタールを主任1名、森林保護監視員2名で管理しているとのことで、「明治の森箕面自然休養林管理運営協議会」と連携した取組など箕面国有林のきめ細やかな管理に感心していました。また、イランでは、保安林は禁伐であることから、「オオクワガタの棲める森づくり」での皆伐には驚いていました。日本では、森林経営、保安林機能の向上等を図る上で必要な伐採については、法令協議を行い実施していることを説明し理解していただきました。
箕面ビジターセンターでの説明の様子
研修生には、箕面国有林での取組から学び取ったことを、自国での森林の管理・経営に役立てて頂くことを期待したいと思います。