更新日：2011年10月18日

高台寺山国有林で清掃活動「第11回東山クリーン作戦」を開催

    10月16日（日曜日）に、高台寺山国有林内の「東山山頂公園」において、「京都伝統文化の森推進協議会」との共催により、清掃活動「東山クリーン作戦」を開催しました。
   「東山クリーン作戦」は、平成13年度から始まり、地元関係者等の参加協力により、今回で11回目を迎えられることが出来ました。今回の行事には、「京都伝統文化の森推進協議会」より地元自治会や商店街、清水寺、青蓮院などの関係者、事務局の京都市の計37名（うちこどもが4名）、(社)ガールスカウト日本連盟京都支部より28名、日本ボーイスカウト京都府連盟より4名、当所より外山所長、髙津治山調整官、大槻経理主幹、赤木治山主幹の4名、合計73名が参加しました。

   当日は、午前10時に東山山頂公園に集合した後、京都大阪森林管理事務所長外山より、高台寺山国有林及び山頂公園等周辺について、行政だけでは行き届かない部分があり皆様の協力をもって成り立っているので、今後も地元関係者との協力により美しく保っていきたい旨開会の挨拶を述べました。続いて、「京都伝統文化の森推進協議会」事務局長を務める三嶋京都市林業振興課京の森づくり推進課長より、地元関係者の協力に対する御礼、毎年の清掃の成果もあって公園部のゴミが減ってきたこと、道路部分に関して少し拡大したので協力を願う旨の挨拶がありました。

 

   

           挨拶する外山所長（京都大阪森林管理事務所）             挨拶する三嶋京の森づくり推進課長（京都市林業振興課）

 

    続いて、髙津治山調整官より作業手順について説明を行った後、6班に分かれて清掃活動を開始しました。今回は処分の関係で大きなゴミについては別途回収することとしてゴミ袋に入るゴミのみの回収をお願いしましたが、皆さんの美化意欲は高く大きなゴミも回収されていました。始まる前までは少ないかなという予想に反して、約1時間30分の清掃活動で、たくさんのゴミ回収することが出来ました。清掃活動として成果はうれしいのですが、それだけゴミを捨てていくマナーのない人がいることには複雑な思いでした。

  

                                                                                             清掃活動 

 

    最後に、参加者全員で記念写真を撮影して「クリーン作戦」を閉会しました。

    なお、「東山クリーン作戦」終了後、ガールスカウトからの要望に応え、髙津治山調整官を中心に、外山所長、大槻経理主幹、赤木治山主幹、また京都市4名にもご協力いただき、木工教室を約1時間行い、その後、外山所長、大槻経理主幹の案内により、高台寺山国有林を見学しながら知恩院まで徒歩で下りました。

    木工教室では、危ない道具もあることから髙津治山調整官が十分な説明を行った後、使い慣れないカッターナイフや剪定ばさみ、キリ、木工用ボンドを使って、ドングリや木ぎれを思い思いに加工し、時間いっぱいまでそれぞれの作品を制作しました。
こども達だけでなく、大人達も夢中で制作していました。
    自然観察では、大槻経理主幹から危険な植物や足下の注意を説明した後、簡単な準備体操を行い散策しました。林内では、樹木の説明などを行いながら、秋の気持ちのいい森林浴を満喫していただきました。 

  

                                         集合写真                                                                     木工づくりに取り組む参加者

 
    前日までの雨もすっかりあがり、晴天に恵まれた一日となり、清掃作業は汗をかきながらの作業でしたが、気持ちの良い一日となりました。