ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 京都大阪森林管理事務所 > 特設!夏休み子ども「消費者の部屋」でパネル展示や親子木工教室を開催しました。
更新日:2011年8月1日
7月28日(木曜日)・29日(金曜日)の2日間、近畿農政局内において、『みんなつながっているよ!自然も人も農業も』をテーマに、「特設!夏休み子ども『消費者の部屋』」を近畿農政局と当所の共催で開催しました。近畿農政局からは、食料、食育、農業など6箇所のコーナーを設置し、分野ごとに工夫を凝らした展示を行いました。
当所からは、展示コーナー「森林の部屋」の設置と併せて「夏休み親子木工教室」を開催しました。展示コーナー「森林の部屋」では、二酸化炭素の吸収や生物多様性の保全など、森林のはたらきについてのパネルを展示して、来場者に説明を行いました。また、ヒノキ丸太の年輪あてクイズも行い、2日間を通じて117名の親子にチャレンジしていただきました。参加者には、木の小枝を使ったアクセサリー(モックンなど)をプレゼントしました。
真剣に年輪を数える子ども達 もっくん!どれにしようかな?
「夏休み親子木工教室」には、一般から40組の応募があり、抽選で京都市内に住む親子30組68名に参加して頂きました。また、近畿農政局より5名、箕面森林環境保全ふれあいセンターより2名、当所より11名の総勢18名(延べ人数36)の職員が、スタッフとして指導に当たりました。
この「夏休み親子木工教室」は、小学生を対象に、木工を通じて木材に親しんでいただくことを目的として、平成13年から開催しており、今年で11回目となりました。
当日は、まず、当所の外山所長より、開会の挨拶があった後、斉藤係員と白木造林主幹が、森のはたらきとして、「土」「水」「空気」の3点についてパワーポイントを使用して説明を行いました。
パワーポイントによる森のはたらきの説明を聞く子ども達
続いて、高山流域管理指導官により、刃物など道具の使い方に関する安全指導を行った後、作業を開始しました。
こどもたちは、職員が準備した木の円盤やどんぐり、小枝、松ぼっくりなどの材料を利用して、思い思いに想像力を働かせながら創作を行いました。また、今回はジャンボ松ぼっくり(大王松など)も材料に加えました。こどもたちの手にふれますと、瞬く間に「部屋のネームプレート」や「パンダ」など作品が次から次にとできあがっていきました。
作品づくりに取り組む子ども達
2時間の作業時間は、作業に熱中しているうちに、あっという間に終了し、こどもたちの個性あふれる作品が完成しました。
個性あふれる作品の数々
最後に、当所の片山上席調整官から「日本では、国産の木材があまり使われていませんこのため、手入れが行き届かないスギ、ヒノキなどの人工林が増えています。植える、育てる、収穫する、木を上手に使うというサイクルが多くの生き物を育て、二酸化炭素をたっぷり吸収する元気な森をつくります。本日の木工教室をきっかけとして、日本の木、国産の木を使っていただくことが、環境にも優しく、森を元気にします。さらには、今年は国際森林年であることから様々なイベントが開催されるので参加をお願いします。」旨挨拶を述べました。こどもたちは完成した作品を手に、次のコーナーへ移っていきました。
こどもたちには、2日間のそれぞれ作品を、夏休みの思い出と共に記念品として、いつまでも森林のめぐみを、大切にしてほしいです。
夏休み親子木工教室や展示コーナー「森林の部屋」に参加いただいた方には、森林はとても大切で、なくてはならないことを理解していただけたと思いました。
京都大阪森林管理事務所
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