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更新日:2011年5月30日

 

京都伝統文化の森推進協議会が「清水山頂の景観改善に向けた森づくり」を開催

   5月17日(火曜日)に、高台寺山国有林において、「京都伝統文化の森推進協議会」の主催による「清水山頂の景観改善に向けた森づくり」が開催されました。「京都伝統文化の森推進協議会」では、常緑広葉樹のシイが優占しつつある高台寺山国有林を対象として、林相の多様化に向けた林相改善事業に取り組んでおり、今年度は、高台寺山国有林内の2箇所において、林相の多様化に向けた伐採・植栽や常緑広葉樹の除伐を行うこととなりました。その一環として、ヒノキ林の中に常緑広葉樹が侵入して見通しの悪くなっている清水山山頂(標高243m)周辺及び遊歩道沿い(東山トレイル沿い)において、市民参加による森林整備イベントを開催することとしました。

   このイベントには、「京都伝統文化の森推進協議会」より、大西真興清水寺執事長、高田研一森林再生支援センター常務理事、安藤信京都大学准教授ほかが来賓として参加しました。地元からは、祇園商店街振興組合、清水門前会、京阪電気(株)などから約20名が参加しました。スタッフとして、京都市林業振興課と植弥加藤造園株式会社の関係者13名が運営に当たりました。当所からは、外山所長、高山流域管理調整官、白木造林主幹、斉藤係員、八田東山森林官、中本基幹作業職員の6名が運営に協力しました。

 

大西清水寺執事長

高田先生

開会の挨拶をされる大西清水寺執事長

      除伐作業の趣旨を説明する

      高田常務理事

 

    当日は、まず、清水寺境内(子安の塔)にて、開会式が行われました。開会式では、大西清水寺執事長より、「人間は自然と共生して生きて行かなければならない。特に里山は手入れをいかなければならないと考えているところであり、清水山はまさに手入れの必要な里山である。さらには、京都を訪れた人々は注目しており、東山一帯は注目の的である。したがって、これからも関係者の協力により着実に森林の手入れが行われていくことを期待している。」旨の開会挨拶が行われました。続いて、三嶋京都の森づくり推進担当課長より、「生物多様性の森づくりを継続して実施していく考えである。本日は刃物を使うので、怪我の内容十分注意していただきたい。」旨の挨拶がありました。高田常務理事からは、清水山における除伐作業の趣旨について説明が行われました。

    その後、参加者は、ヘルメット、作業手袋、手鋸、剪定バサミを身につけ、20分ほど遊歩道を歩き、清水山山頂の作業箇所に到着しました。5班に分かれ、清水山山頂周辺及び歩道沿い(東山トレイル沿い)において、樹高1~4m程度のシロバイ、クロバイ、コジイ、サカキ、ヒサカキなど常緑広葉樹の除伐作業を行いました。 
 

 除伐作業1  除伐作業2 除伐作業3 

 除伐 作業 に汗を流す参加者の皆さん

 

   各班において、スタッフから手鋸と剪定バサミによる伐採作業の手本を見せた上で、作業に着手しました。参加者たちは、低木を伐採して集積する作業に熱心に取り組みました。大人数で作業に取り組んだことから、1時間程の作業により、清水山山頂周辺及び遊歩道沿い(東山トレイル沿い)は、見違えるほど見通しが良くなりました。

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      お礼の挨拶を述べる外山京都大阪森林管理事務所長


   最後に、記念写真を撮影して、外山所長からお礼の述べた後、解散となりました。

   当所としては、今後も、「京都伝統文化の森推進協議会」による取組を積極的に支援していく方針です。

 

集合写真

 


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