3月3日(木曜日)、衣笠山国有林「きぬかけの森」において、京都森林インストラクター会(5名)の主催により、金閣小学校3年生(3クラス107名)を対象とする森林体験学習が開催されました。今回の体験学習では、身近に見ることの出来る野鳥について学ぶとともに、小学校の直ぐ傍にある衣笠山国有林に鳥の巣箱38個を取付ました。当所からは、髙山流域管理調整官と坪倉上賀茂森林官の2名が協力に当たりました。
当日は、まず、金閣小学校の体育館において、当所の髙山流域管理調整官から開会の挨拶を述べた後、森林インストラクターの鳥越氏並びに磯野氏から野鳥の特徴や役割などについて、パワーポイントを使って児童に解りやすく説明が行われました。
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高山流域管理調整官からの挨拶
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鳥越氏による野鳥の生態説明
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磯野氏による巣作りについての説明
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続いて、児童達は、自分たちの巣箱だとわかるよう、鳥の絵や鳥に対するメッセージを書いた表札(スギ板)を巣箱に貼りつける作業に取り組みました。
今回、設置する巣箱の対象とした野鳥は、シジュウカラとヤマガラです。体長15センチ程度の鳥で、4月から6月頃が繁殖期となっています。
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表札に鳥のイラストとメッセージを作成中
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表札を巣箱に取付
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児童達は、それぞれのメッセージ付の巣箱を抱えて、衣笠山国有林に移動しました。
現地では、森林インストラクタ-から、野鳥が巣作りをしやすい巣箱の設置方法について教わった後、児童達は巣箱を鳥に使ってもらえるよう願いを込めて、思い思いの場所に巣箱を取付ました。
今後は、京都森林インストラクター会の会員が巣作りの状況を観察して、1年後の巣箱外しの際に結果報告が行われる予定です。
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精一杯高い場所に取付ました
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私達の表札付き巣箱です
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衣笠山国有林は、京都大阪森林管理事務所と金閣小学校が森林環境教育活動への利用を目的として協定を締結した「遊々の森」で、京都森林インストラクター会に活動の指導が委嘱されています。
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