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更新日:2011年02月10日

「明治の森箕面自然休養林管理運営協議会」が箕面国有林(清水谷)において防鹿柵を設置

     2月8日(火曜日)に、箕面国有林(清水谷)において、防鹿柵の設置が行われました。
    今回の取組は、箕面の森林において、ニホンジカなどの要因により、林床植生の衰退が進んでいると言われており、「明治の森箕面自然休養林管理運営協議会」では、生物多様性確保に配慮し、箕面国有林(清水谷)の植生維持保護を目的として、「清水谷を守る会」をはじめ多くの市民団体と連携して、防鹿柵の設置を行うこととしたものです。
    今回の作業には、「明治の森箕面自然休養林管理運営協議会」より清水谷を守る会、NPO日本森林ボランティア協会、NPOみのお山麓保全委員会などの関係者18名、箕面森林環境保全ふれあいセンターより2名、当所より髙山流域管理調整官、吉岡森林官、白木主幹、二宮係員の4名、合計24名が参加しました。

 

 

高島氏説明 杭打ちの位置決め

高島事務局長による設置手順の説明

支柱の設置場所決めと保護場所の林床整理

    まず最初に、鎌谷協議会代表より、開催の趣旨説明及び参加者への御礼の挨拶がありました。次に、高島事務局長より、防鹿柵の設置手順や安全作業についての説明を行い、続いて今回の防鹿柵購入先である近江屋ロープ(株)の安丸氏から、具体的な設置の留意点について説明を受けた後、2箇所に分かれて作業に取りかかりました。
    現地に、支柱(4m間隔)の位置を決めるため、4mに切ったロープで順番に目印の木杭を打ち込むとともに、できるだけ立木を利用するようにしました。次に、ネットの上下にリードロープを通し、支柱に取付ながら順番にネットを張り上げていきました。設置場所が、林道沿いであったことから、砂礫が多く地盤が非常に堅く締まっていたため、参加者は、支柱を支える金属製角パイプやネットを押さえるプラスチック製アンカーの打ち込みには相当苦労していました。

 

ネットの張り上げ アンカーの設置

支柱にネットを取付中

支柱にアンカーロープの取付


    予定していた2箇所の設置について、全ての作業完了とはならなかったことから、次回は、平成23年2月22日(火曜日)に実施される予定です。
    また、設置完了後は、市民団体の協力を得て、定期的に植生状況の調査を行うことにしています。



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