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更新日:2010年12月28日

京都伝統文化の森推進協議会が「使って守ろう京の三山~ナラ枯れ木搬出薪割り大作戦!~」を開催

    12月18日(土曜日)に、高台寺山国有林において、「京都伝統文化の森推進協議会」の主催によるイベント「使って守ろう京の三山  ~ナラ枯れ木搬出薪割り大作戦!~」が開催され、応募の市民や協議会の活動協力団体等から約100名が参加しました。
高台寺山国有林では、平成17年にカシノナガキクイムシによる枯死木被害が発生して以来、枯死木の伐倒・くん蒸処理を行ってきましたが、今夏の猛暑等の影響もあって大きく被害が拡大してしまいました。
    そこで、今年は、これまでの取組を更に拡大すべく広く市民参加を求めると伴に、薪の大量消費先として、登り窯で作陶する陶芸家、ハイアットリージェンシー京都及び地元料理店の協力を得ることが出来ました。
    また、イベントを開催するに当たり、事前準備の3日間(14日~16日)及び当日において、同協議会の活動協力団体から積極的な協力を得て、無事開催することが出来ました。
    なお、スタッフとして、京都市役所より、三嶋京の森づくり推進担当課長ほか5名、当所より、外山所長、片山上席調整官、高山流域管理調整官、八田東山森林官、花脊森林文化財団整備隊より、11名が参加しました。

    当日、参加者は10時に東山山頂公園へ集合した後、山折哲雄協議会会長より、自然を守るためには、木を使うことが大切である旨開会の挨拶がありました。続いて、平嶋農林振興室長より、京都市周辺でカシノナガキクイムシによる被害が拡大している状況下において、被害木を薪として活用して頂く試みは大変有り難いと感じている、また、京都三山を守るには保護するだけではなく、人の手によって整備することが必要であることを理解して頂きたい旨挨拶を述べました。

 

山折会長   平嶋室長

 山折哲雄協議会会長の開会挨拶

 平嶋農林振興室長の挨拶


    事務局の安藤係長より、作業場所及び注意事項を説明し、四班に分かれて、短く伐ったナラ枯れ木の搬出や薪割りの作業にとりかかりました。

 

 安藤係長

 安藤係長による作業場所及び注意事項の説明

 

    参加者は、ヘルメットに滑り止めの付いた手袋を身に着け、高台寺山国有林に分け入り、運び出す作業、斧や薪割り機で割る作業、薪の束を作る作業を交代で体験しながら、予定の700束を大幅に上回る1,200束の薪を作ることが出来ました。
    予定していた15時には、運び出した全ての木を割ることが出来、参加者は心地よい汗と疲労感や達成感を得ることの出来た一日となりました。

 

運び出し 薪割り機

青蓮院門跡敷地内に一時保管した薪の運び出しの様子

薪割り機による作業風景

 

 

 集合写真

 参加者の集合写真と出来上がった薪束の一部

 

    最後に、外山所長より、京都市周辺でカシノナガキクイムシによる被害が拡大している状況であり、この取組が京都府下全域に広がることを強く願っております。是非、皆さんの協力をお願いする旨閉会の挨拶を述べてイベントは無事終了しました。

 

 外山所長

 外山所長による閉会の挨拶


    当所では、今後とも、「京都伝統文化の森推進協議会」による活動を積極的に支援する方針です。

 

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ダイヤルイン:075-414-9822
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